小学校教員の新規採用者には,実践的な指導力や使命感,幅広い知見等を養うために3年間の「初任者研修」が義務づけられています。1年目は校内で年間300時間程度,週10時間程度の研修が計画されています。1月25日(月)は1年目の初任教員(2年担任)が今年度3回目の授業研究を行いました。授業は国語の物語「かさこじぞう」を行いました。年越しの夜に地蔵様たちがじいさまとばあさまに正月のもちなどをとどける場面をとりあげ,地蔵様たちがそりを引く様子を想像させたり,じいさまとばあさまの心情を考えさせたりしました。中心となる場面では心情をプリントに書かせたり,ペアで話合いをさせたりするなど学習活動の工夫もみられました。授業後に行われた検討会では,初任者研修指導教員や参加した教員から,ねらいの設定や教材の分析方法,児童の考えを引き出す発問や登場人物の動作を考えさせる工夫などのアドバイスがありました。2月で1年目の研修も終了となりますが,研修の成果を生かしながら今後も精進を続け,教員としての資質を向上させてほしいと思います。