9月18日(金)に6年生が総合的な学習の時間に,八幡川に建設中の「中橋」の工事現場の見学を行いました。中橋は「新国立競技場」や「さんさん商店街」などのデザインを手がけた建築家の隈研吾氏が設計した全長約80mの人道橋です。はじめにお世話をいただいた矢田工業(郡山市)の方から,橋の構造が人道橋では日本初となる上下に通路があるダブルデッキ(2アーチ)であることや,デザインが神社の千本鳥居をイメージしたもので慰霊の場へのゲートとなることなどの説明がありました。次に地元産の南三陸杉を使用した橋の床に電動ドライバーでビス打ち体験をしました。この地を訪れる何万何千の人たちが安全に渡れるように,一本一本を慎重に打ち込みました。その後震災復興祈念公園に移動し,「祈りの丘」で南三陸町観光協会の阿部悠斗さんから,震災当時のことなどのお話をいただきました。阿部さんは当時中学2年生で,避難所での生活体験などを熱心に語っていただきました。丘からみえる風景は震災前のそれとは大きく変わりましたが,変わらない自然の豊かさや人々の地域への愛情,そして未来への願いや思いなどをしっかりと学んでほしいと思います。