【志小日記1203】ふるさとの恵みについて学びました
12月2日に4年生が志津川漁港で「わかめの種はさみ体験(総合の学習)」を行いました。わかめ(養殖)の生産は牡蠣(かき)や海鞘(ほや)などと並んで南三陸町の重要な産業であり,ふるさとの豊かな「食」を代表するものでもあります。児童の多くは種はさみが初めての経験でしたが,志津川漁協青年部の方々からご指導をいただき,10センチほどに伸びた種わかめ(幼葉)をロープに一つ一つ丁寧に挟みました。今回の活動は,来年本県で開催される「第40回全国豊かな海づくり大会-食材王国みやぎ大会-」の事業の一つとしても行われることから「むすび丸」も応援にきてくれました(全国豊かな海づくり大会の情報はこちらから)。
12月3日には,5年生が「鮭の学習(総合の学習)」で八幡川の簗場(やなば)と町小森ふ化場に行ってきました。簗場では,町農林水産課と志津川淡水漁協の方々から説明をいただきながら,遡上する鮭(白鮭)の捕獲や採卵などの様子を見学しました。また,小森ふ化場では,鮭の卵をふ化させる施設などについて学びました。ふ化した稚魚の一部は学校の水槽で飼育し,春になったら八幡川に放流する予定です。稚魚は4年以上の歳月を旅し,はるか北の海から南三陸の川に帰ってきます。その数は100万匹の稚魚のおよそ1%といわれています。ふるさとの自然の偉大さと豊かな恵みなどについて考えながら学習に取り組んでほしいと思います。