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にわたりじんじゃ(とぐらながしず)
二渡神社(戸倉長清水)

二渡神社(戸倉長清水)

 長清水の北側山頂にある神社で、長清水浜の鎮守様です。祭神として伊弉諾尊、伊弉冉尊(イザナギノミコト、イザナミノミコト:日本神話に登場する皇祖神で、男女の二神です。この二人が国造りと神造りをして日本国の基礎を築いたとされています)を祀っています。創建がいつ頃かは不明ですが、この地域は戦国時代に須藤但馬守の本拠地であり、そのころから鎮守として鎮座していたのではないかと言われています。
 二渡は「庭渡」、「鶏」、「鬼渡」とも書かれ、研究者によると農耕における灌漑の信仰対象や渡海の安全を祈るニワタリに由来するか、あるいはニワトリの転訛ではないかと諸説ありますが、二渡神社の鎮座する地域では鶏を飼うことが禁忌とされていたり、百日咳が流行した折には鶏の絵馬を奉納して治癒祈願をする風習があります。

【2006.11.08撮影】

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