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つばきしまじんじゃ(とぐらつのみや)
椿島神社(戸倉津の宮)

椿島神社(戸倉津の宮)

 津の宮の沖に浮かぶ椿島にある神社で、別名を牛頭天王(ゴズテンノウ)社といいます。安永3年の「風土記御用書出」によると、「昔、近隣の浜で疫病が流行し多くの人々が無くなった時、椿島から八十余歳の老人がやってきて浜々の境に幣束を立てたところ、病がたちまちのうちに治った。人々はこれを牛頭天王のご加護と信じ、島に社殿を建立し祀った。」という言い伝えを残しています。牛頭天王は元々インドの祇園精舎の守護神ですが、平安時代に藤原基経が都にはびこる疫病平癒のため祇園祭の祭礼で有名な祇園社を建立したことを契機に全国で病気平癒の神として信仰されました。また、日本の元々の神でもある素戔嗚(スサノオ)命とも同一視されています。

【2004.11.24撮影】

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