けせまおおしまじんじゃ(たつがねさん)
計仙麻大島神社(田束山)
樋の口にある神社で、彦火々瓊々杵命(ヒコホホノノギノミコト:一般にニニギノミコトと呼ばれ農業の神として信仰されています)を祭神としています。創建の年代は不明ですが、田束山は平安時代から霊山として信仰されており、その当時から神社が存在していたと考えられます。田束山は、幾度となく山火・兵火に見舞われ、記録では明治18年に四間四面の柾葺屋根の社殿が完成したものの、その後荒廃し、山火事によって焼失、現在の社殿は昭和34年に不燃性を重視してコンクリート造りで建てられたものです。境内には、往時の田束山を示す建物跡が残されており、奥州藤原氏の藤原秀衡が建立した寂光寺の跡とも考えられていましたが、最近の研究では、清水寺の関連施設ではないかと考えられています。
2010.9.10に写真を更新)