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みねがいさんきんあと
峯貝産金跡

峯貝産金跡

 岩盤に坑道を開いて鉱石を掘り出し、それを精錬して金を取り出す技術は戦国期に確立したといわれており、それ以前は奈良の大仏様も平泉の黄金文化も砂金や土金の採取、採掘によるものでした。しかし、近代になってもこの土金採掘が完全に忘れ去られていたわけではないようです。写真の田畑の下には土坑が通じており、現在でも田の水が抜けたり畑が陥没したりしますが、実は昭和初期の金山開発によるものです。採算ベースに見合うだけの含有量はなかったようですが、付近には古い掘り跡も数多くみられ、土中は新旧の坑道で迷路のようになっているとも言われています。 【2004.11.15撮影】

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