森里海連環学「馬搬」

 12月6日(月),1年生の総合的な学習の一環として,「馬搬(ばはん)」の授業を行いました。「馬搬」とは,山で伐採した木材を,馬を使って運ぶ作業のことです。昨年度は実施できなかったため,2年ぶりの開催となります。1年生は,地域を知るという目的で,森里海連環学について学んできています。南三陸町では美しい海を守るため,林業者と漁業者の連携が重要視され,若い世代の人材育成も求められていることから,今回はこれまで地域産業を支えてきた林業について学習しました。

 まず,林業や馬搬についての説明をいただいた後,いざ山へ!生徒はのこぎりを使って,伐採された杉の枝打ちを行いました。その後,馬搬のデモンストレーションがあり,力強く馬が木を引っ張る姿を見て,生徒はとても感動していました。古くから伝わる文化に触れることができた貴重な機会となりました。

 ご協力いただきました,宮城教育大学の山内明美准教授と学生さん3名,佐藤太一様をはじめ株式会社「佐久」の皆様,遠野馬搬振興会の岩間 敬様と馬のテラ君・霧島君に感謝申し上げます。誠にありがとうございました。