町指定文化財 合木船(かっこぶね)の修復 その4
その4 シキの加工
前回(その3)墨をひいた線にあわせて、シキの加工を行います。使用する道具は、チョーナと斧です。下の写真は墨の線を確認しながら、チョーナで木を削っているところです。
チョーナは叩くように木へ打ち付けて削る道具で、持ち手部分は約1年かけて曲げた桑の木で作られています。チョーナの持ち手が曲がりやすい桑の木を使用しているのに対して、斧は堅い楢の木が使われています。
この作業も墨付と同じように、シキ用板材2枚に対して行います。
登録日: 2015年7月23日 /
更新日: 2015年7月23日