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はたさく たばこのかんそう
【畑作】タバコの乾燥

【畑作】タバコの乾燥

 葉タバコの栽培は寛政10年の「封内土産考」にも生産が多い地方として取り上げられていますが、明治期は養蚕に押され衰退していました。
 歌津地区では昭和11年に、志津川・入谷・戸倉地区では昭和16年に葉タバコの栽培が広がりましたが、太平洋戦争に突入すると食糧増産の機運が高まり、歌津地区ではほとんどのタバコ農家が麦作へと転換してしまったこともありました。
 葉タバコの栽培は、まず腐葉土作りから始まり、3月中旬に種を蒔いて発芽させ、植え替えなどをした後、畑に移植します。黄色く成熟した葉を7月から8月の時期に収穫し、写真のように乾燥させます。葉タバコは、出荷に至るまで多くの手間がかかりますが、換金作物として有利なことから栽培が続けられています。

【2005.09.08 入谷桵葉沢にて撮影】

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