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はたさく ふるづのしよう
【畑作】「ふるづ」の使用

【畑作】「ふるづ」の使用

 南三陸町で栽培される畑作物は葉タバコ、麦、大豆が主流でした。入谷地域では養蚕が盛んに行われていたことから桑の栽培も盛んでした。写真は「ふるず」と呼ばれる道具を用いた豆打ちの場面です。10月頃に畑で立ち枯らした大豆を豆バセ(稲バセより小型にしたもの)で干し上げ、11月頃、庭に敷いたムシロに広げて「ふるず」でたたいて「さや」から豆を取り出します。この「ふるず」は、麦打ちにも使われました。5月下旬ごろに収穫した麦を野干しし、6月上旬ころユイを組んで「ふるず」でムシロの上に並べた麦を麦殻と麦穂を分けていきます。

【「志津川町誌」使用写真より】

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