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いなさく はせかけ
【稲作】はせ掛け

【稲作】はせ掛け

 刈り取った稲の乾燥は、稲刈り前に自宅や自宅に近い水田に組んでおいたハセ場で行います。ハセは縦木に杉や栗材、横木に杉や竹、ツカセ(支え木)に栗や楢などの雑木を使用しました。ハセ場までの稲束の運搬は、通常人力で行いますが、田から離れたハセ場までの運搬には馬を用いることもありました。戸倉の折立や水戸辺に水田を持つ波伝谷や津の宮地域では船で運ぶこともありました。この作業は「稲上げ」と呼ばれ、家族総出で暗くなるまで作業をしていました。

【「志津川町誌」使用写真より】

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