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ようさん たながい
【養蚕】棚飼い

【養蚕】棚飼い

 藩政期に入谷の山内甚之丞が養蚕と生糸製造技術を持ち込んだことから南三陸町では農家の副業として養蚕が営まれてきました。
 養蚕は、ハルコ(春蚕)・ナツコ(夏蚕)・シュウサン(秋蚕)・バンシュウ(晩秋蚕)・バンバンシュウ(晩晩秋蚕)のように多いところでは年5回行われていました。
 養蚕の作業場(蚕室)として農家の母屋を使用しました。蚕はその成長程度によって一齢から五齢に分けられ、成長期に合わせて部屋を使い分けます。蚕室内には棚を設け、部屋の空間を少しでも有効に使うように工夫しています。

【「志津川町誌」使用写真より】

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