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そうないさん(しづがわそうなえ)
惣内山(志津川双苗)

惣内山(志津川双苗)

 志津川市街地の北方に、屏風を広げたように北東~南西方向に連なる山嶺で、山頂の標高は379.5mですが、稜線上の最高地点は398mを示します。航空写真などで見ると、この山の連なりがちょうどお椀のふちのように見えますが、これは入谷の盆地を形作る花崗岩(かこうがん)がマグマの状態で貫入したとき、周りの岩石がマグマの熱で変性して硬くなった名残りです。山名はアイヌ語のソー(滝)・ナイ(川)を思わせ、惣内山の南西麓、花崗岩盆地から桵葉川が流れ出す通称「琵琶ころばし」の急流から転化したものと考えられます。【2006.06.29 戸倉水戸辺川河口から撮影】

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