さんじゅうさんかいきのすぎとうば
三十三回忌の杉塔婆(入谷桵葉沢)
南三陸町では、死者の供養は三十三回忌を最終年忌として、この後は「ホトケカキ」(年忌供養の法事)をしなくてよいとされました。三十三回忌の法事の時に墓に杉の枝を一本だけ残した1メートルほどの塔婆を立てます。
この年忌をもって、ホトケは土にかえる、先祖のホトケになる、神様になるなどと信じられており、死者の霊はそれまでと違った変化を遂げる(≒再生する)と考えられていたようです。
【「志津川町誌」使用写真より】