斜面に建つ白い集合住宅とその下にあるコンクリートの擁壁、手前には「災害公営住宅」の石碑が見える様子が写っている写真

各地で進む住宅再建。現在も1500以上の世帯が新しい住まいの完成を心待ちにしています。

先日、町営名足復興住宅で開かれた災害公営住宅見学会に参加させてもらいました。
(名足復興住宅につき以前ご紹介した記事は下記リンクをご覧ください。)

災害公営住宅には5タイプの間取りが用意されています。今回公開となったのは集合住宅・3DK・約70平米、『Fタイプ』とされるお部屋でした。

室内のドアがいくつか開いており、奥の窓から外の明るい光が差し込んでいる様子を玄関側から見た写真
広いリビングルームの左側に畳の部屋と収納スペース、右側にシステムキッチン、奥にある大きな窓から緑の景色が見える様子が写っている写真

「こんにちはー…。」ご予約の見学者の皆さんがみえました。それぞれ、歌津や志津川の災害公営住宅へ入居を希望されているそうです。

左側に手すりが設置された室内の玄関部分にさまざまな種類の靴がきれいに並べられている、左側に出入口の白いドアと奥に縦長の小窓が見える写真

「けっこう広い!」、「収納もたくさんあるんでないの~。」にわかに賑やかになる3DK。

白壁でフローリング床の角部屋にある2つの窓から、外の森や山が見える様子が写っている写真
左側に窓、右奥に出入口の扉があり、天井下に収納スペースが兼ね備えられた白いシステムキッチンと、フローリングのダイニングが広がっている様子を畳の部屋から見た写真

「狭いって聞いてたけど、今いる仮設住宅に比べたら充分広く感じるね。」

広さより防音や電気系統、交通の便などを重視されている様子でした。離れて暮らす家族を呼び寄せて入居したい、という女性は仏壇や神棚の置き場所を気になさっていました。

「仏様と神様、べっこのお部屋にせねばね。もう仮住まいでないんだから、いろんな事かっちり決めたいわけっさ。」

家財道具について熱心に質問される方も。

「今使っているカーテンは合うの?」
「間口が一般の仮設住宅より大きいので、買い足しが必要になるかと。」
「家電は?」

一から揃えるのは大変ですよね。

室内で男性数人が内見をしており、畳の部屋や収納スペースを確認している様子が写っている写真

「角部屋は明るくていいねえ。ここがいい(笑)!」
「私も近所にお友達がいれば入りたいくらいだわ。」

部屋中の扉を開けて回りながら、どの方も嬉しそうなお顔になっていました。新しい住まいで新しい生活を迎えられる日が早く来ますように。

建物の間から海と空が見え、手前の駐車場には黒い車が駐車され、舗装された道路がある様子が写っている写真

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