第4学年 「養蚕学習」(桑採り) なんと学校に桑園が!

 本校では総合的な学習の時間に「養蚕」を行っています。師匠:阿部一郎さん(戸倉)のおかげで、養蚕農家にも認定されています。

 学校には、飼育室(蚕を育てる建物)もあり、温度を調整したり、食事(えさではありません。食事です。)を準備したりします。
 蚕は、桑以外は食べません。ですから育てるために桑が必要となります。
 5年前に、師匠の口添えもあり、保護者のご協力を得て、蚕の飼育室の前に桑畑(桑園)を作りました。しかし、やはり簡単には育たず、桑の生育が思わしくなかったり、量が不足であったりと、困った事態に直面しました。
 その困難を救ってくださったのが、師匠の知人であります「米山町の千葉良喜様、正子様夫妻」です。毎年大量の桑をお譲りいただいています。
 蚕の成育の様子を見ながら、「さぁ行くぞ」の師匠の一声で、戸倉から米山まで師匠の軽トラの後ろを学校職員(1・2名)が車で追います。移動から刈り取りまで半日かけて、蚕の2日分の食料(桑)を運んできます。
 帰校する頃には、全身汗びっしょり。そうやって苦労の末運んできた桑の葉に、もぐもぐ、わさわさ、しゃくしゃくと大きな音をたてて蚕たちは勢いよくむしゃぶりつきます。そうやって、4年生の子供たちが育てている蚕たちは愛情を十分に受けて大きくなっています。
 今年は、桑園の桑も大きく育ちました。とは言え、桑の葉は学校園では不足ですので今年も千葉様にお世話になります。よろしくお願いいたします。