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ほろわさん(しづがわ)
保呂羽山(志津川)

保呂羽山(志津川)

 昭和30年に合併した旧志津川町、戸倉村、入谷村の境界に位置する山で、標高372m。山脚が長く裾を引く、良く目立つ山です。山麓の保呂毛(ほろけ)集落は中世以前のこの地方の中心地と目され、平泉藤原時代に本吉荘を治めた秀衡の四男本吉四郎高衡もまた朝日館を居館にしていたと伝えています。山頂には保呂羽神社が祀られており、氏子になっている保呂毛、入大船の両集落はもちろんのこと、志津川街区の人々にとっても目に慣れ親しんだ産土(うぶすな)神さまのような存在の山です。かつて「本吉山」と呼ばれたこともあったようです。また、戸倉の保呂羽山と区別するため、こちらを「男保呂羽(おほろわ)」、向こうを「女保呂羽(めほろわ)」と呼ぶこともあります。【2005.12.19 入谷「ひころの里」から撮影】

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