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みずしりがわ(しづがわ)
水尻川(志津川)

水尻川(志津川)

 旧登米町境の羽沢峠からの本流に、保呂羽山西麓の入大船沢、東麓の保呂毛の沢を併せて流れ下る川です。流域からは縄文遺跡はもちろんのこと、古代の土師器も出土し、平泉藤原秀衡の四男高衡の故地とされ、有銘のものだけでも百基近い板碑が発見され、中世本吉氏の居館である朝日館跡やその菩提寺である大雄寺が残るなど、中世以前の志津川の歴史を育んできた母なる川と言えそうです(古い地図にはこの川に「清水川」の字が当てられているものがあります)。また、この川では明治10年代から鮭の保護増殖が図られてきた歴史があり、八幡川、水戸辺川と併せて今日でも大変な量の水揚げを記録しています。 【2006.07.12 「孵化場」付近から撮影】

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