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ねんしのおでかけ
年始のおでかけ

年始のおでかけ

 年始の礼として元日から親類・近所や社寺を回ります。このとき、「レイバモチ」といって切り餅を紙に包み水引で結んだ贈り物をします。袖浜や林際では、「オデカケ」といって、小型の盆に三角形の餅2個・榧の実・串柿(干し柿)を載せ、松の葉を添えたものを用意し、年始の客に対して差し出しました。客はこの「オデカケ」には手を付けず、戸主はすぐに引き下げます。寺浜では年神様に供える榧の実・栗・串柿を、五日町では神棚に供える12個の餅を「オデカケ」と呼んでいたようです。

【「志津川町誌」使用写真より】

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