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せんにんぼとけのいたび(いりやのぶくら)
千人仏の板碑(入谷信倉)

千人仏の板碑(入谷信倉)

 入谷信倉に残る貞治2年(1363)の板碑で、地上部分の高さ175センチ、幅80センチに厚み30センチと、町内最大の板碑です。むかし金山が盛んだったころ、女人禁制の掟を破ってヤマに遊女を招いて酒盛りをしていたところ、突然ヤマが崩れて遊女も掘り子も大勢死んだ。旅の僧が調べたところ、およそ千人も死んだというので、これを供養するために塚を築き碑を建てたのがこの「千人仏」だと伝えられています。志津川方面からの坂を「松根子坂」、入谷方面からの坂を「人生出坂」と呼ぶのもいわくありげです。 【2004.08.10撮影】

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