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だいおうじ こひ(まちしてい しづがわたじりばたけ)
大雄寺の古碑(町指定 志津川田尻畑)

大雄寺の古碑(町指定 志津川田尻畑)

 大雄寺墓地内に立つ古碑で、葛西時代にこの地方を治めた朝日館最後の館主の墓であると伝えられています。碑文は「良元正鐵大居士 文禄元辰天八月朔日卒」。文禄元(1593)年は秀吉による奥州仕置やその後の葛西大崎一揆を経た時代ですが、碑文の彫り方の特徴や、この地方で墓碑に居士号を用いるようになった時期などから考えて、大雄寺が再興された享保年間(1716~1735)頃、旧主を顕彰供養した記念の碑と考えられます。

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