広場の大きな木の下で、リュックを背負った若者たちが並んで座ったり立ったりしながら、笑顔でカメラに向かってポーズを取っている集合写真

暑さを吹き飛ばすくらいの笑顔で集合写真

新型コロナウイルス感染拡大の影響で中断していた、南三陸町への台湾の教育旅行も4年ぶりに再開。民泊や学校交流などを通じて日本語と文化を学びました。今回はその中で行われたスポーツ交流について、主催の佐藤がレポートします。

4年ぶりの南三陸町訪問

今年から訪日教育旅行の再開や大学生インターンの受け入れが4年ぶりに再開。2月に台湾の高校生、大学生がホームステイをしながら防災学習をし、6月には教育旅行で3年ぶりに竹崎高級中学が来訪。7月から約2ヵ月間日本語を学ぶ大学生がインターンとして、観光協会などで翻訳や通訳の仕事を体験しました。

嘉義高級中学とのスポーツ交流

7月17日から30日までの14日間、南三陸町観光協会が提供する長期滞在の日本語研修プランで台湾国立嘉義高級中学の生徒が20名来町。コロナで中断していましたが、4年ぶりの再開となりました。今回の3回目の訪日では、地域の方々との交流を主軸に日本語の研修を行いました。同月末の志津川湾夏まつりにも出店するなど、地域のイベントにも参加し、様々な角度から南三陸での生活を堪能しました。

その中で、「南三陸町観光協会からの依頼を受け、7月22日(土曜日)に歌津地区の平成の森、多目的広場にて町内の「生涯スポーツサークルあくてぃぶ!」によるスポーツ交流会が開催されました。

青空の下、芝生のグラウンドに集まった参加者たちが円形に立ち、中央で説明をしている人物の話を真剣に聞いている様子の写真

ほぼ全員が日焼け止めを塗るという美意識の高さに圧倒される佐藤

夏真っ盛りでカンカン照りの太陽のもと、怪我や熱中症への注意事項を聞いて準備運動を終える頃にはすでにやる気満々の顔になっていました。

やってみよう!初めてのアルティメット

「アルティメット」まだまだ聞きなれないスポーツだと思いますが、南三陸町では、毎年9月にサンオーレそではまで「南三陸ビーチアルティメット」が開催され、大学がない地域でもその活動が広がりつつあります。

そして台湾でもアルティメットは徐々に広まりつつある!ということで、実際に体験してもらいました。このスポーツの面白さ、果たして伝わるのかどうか。

広々とした芝生のグラウンドで、青空の下、多くの若者たちが円になってフリスビーを投げ合いながら体を動かしている様子

まずは基本的なパスから

ディスクを投げる、というコミュニケーション

簡単そうに見えてちょっとコツがいる、アルティメットで使うディスクは、放す時の角度や風向きによって「そっちじゃないー!」と言いたくなるような方向に飛んで行くこともあります。

晴天の芝生グラウンドで、白いTシャツを着た若者がフリスビーをキャッチしようと身をかがめて構えている様子を中心に、数人の参加者が広がってプレーしている様子の写真

日本語で「ごめんー!」「いいね!」と声を掛け合いながらのパス

受け手に対して思いやりを持って投げることがパスを続けるポイントだよ!とアドバイスをすると、みるみる上達していく学生たち。

暑さも忘れ投げる、取るに集中して走り回る姿に若さを感じました。適度に休憩を挟みながら南三陸の生活や文化について話を聞くと「みなさんとっても優しい」「おいしいごはんばっかりで太っちゃった」などなど、滞在1週間にしてすでに満喫している様子。

芝生の広場で、白い上着を着た若者が前かがみの姿勢でフリスビーを投げ、黒いシャツを着た学生が指導している様子を写した写真

真っ直ぐ飛んだ時はいつだって嬉しいもの

程よい疲れと良い思い出

複数人でのパス練習と簡単なルール説明ののち、最後は紅白戦を実施!
休憩のたびに「疲れたよ〜」と言っていた学生ほどバンバン走り、どの試合も白熱した内容になりました。

晴天の屋外の芝生のフィールドで、多くの若者がフリスビーを持ちながら前方の男性の説明を聞いている様子の写真

ルール説明中もディスクは手離さない

青空の下、広い芝生のフィールドで各チームに分かれて試合が行われている様子の写真

4チームに分かれ1位を決めることになった紅白戦

印象的だったのはどの学生もしっかり日本語でコミュニケーションをとっていたこと。試合中の掛け声や応援も「がんばれー!」「こっちにちょうだい!」など、学んだことを活かして遊んでくれました。

炎天下の中でのスポーツ交流となりましたが、終わってみればとっても楽しかったです。次回は地域の人もたくさん参加してもらえるように、台湾との架け橋になれるような「スポーツ交流」を目指します。

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