震度情報の自動放送の運用を開始しました

平成24年度事業として関連システムの構築を進めてきた「地震により当町で強い揺れを観測した場合」における「防災行政無線からの震度情報の自動放送」については、平成25年3月にその構築を終え、実際の運用を開始しました。

このシステムは、宮城県の震度ネットワークを活用して、町内2箇所(役場施設内・歌津中学校敷地内)にある震度計から送られてきた情報を解析し、どちらかの数値が設定震度(震度4)以上の場合に、観測した震度と地震発生により注意いただきたい事項などを防災行政無線(屋外スピーカー・戸別受信機)から自動的に放送するものです。

設定震度を超えた場合、直ちに自動放送を開始します

震度計は町内2箇所に存在し、この震度計で観測した震度情報は、役場危機管理課にある震度表示装置にそれぞれ送られてきます。その際、震度計と震度表示装置までの距離などの関係から、それぞれの情報が届くタイミングに若干の時間的な差が生じます。

このことから、町内2箇所で観測した震度が異なる場合で、例えば、初めに届いた情報が震度4、後に届いた情報が震度5弱であったときは、震度4による放送の開始後、その放送を強制的に中断させ、震度5弱の放送を開始します。

東日本大震災時の地震のように強い揺れが重なった場合においても確実にシステムを起動させるための対応となりますので、皆様のご理解とご協力をお願いいたします。