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おおひらだてあと(とぐらふるだて)
大平館跡(戸倉古舘)

大平館跡(戸倉古舘)

 戸倉折立集落北側の尾根線上の館跡で、「古城書上」には千葉彦右エ門の居館とあり、別名「折立館」とも呼ばれます。「伊達秘鑑」によると、葛西大崎一揆が鎮圧された後、折立刑部なる者が葛西氏残党を集めて籠城の準備をしているとの通報があり、富塚近江守仲綱に百余騎を与えて急襲させ、38人を生け捕りにしたとあり、あるいは磔ののち晒し首にしたとも伝えられています。昭和56年の発掘調査では掘建柱建物群や土倉、井戸などの中世遺構の他、縄文早期の竪穴住居群までが発見されています。【2006.06.20撮影】

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