イノシシにご注意ください!

 町内全域でイノシシの目撃情報が寄せられています。本来、イノシシは臆病な動物で、人間を襲うことはあまりありませんが、ケガをしていたり、発情期(晩秋から冬)などで興奮状態であったり、至近距離で突然出会った場合などには、襲ってくることがあるので注意が必要です。

イノシシに出会ったら
  • イノシシを刺激しない

 石を投げたり、棒を振り回したりして興奮させないでください。

  • ゆっくりと離れる

 あわてずにゆっくりと後ずさりして離れましょう。急に動くとイノシシが驚いて思わぬ事故につながります。

  • 近づかない

 イノシシの子(うり坊)を見かけても、近づかないでください。近くに母イノシシがいる可能性があります。また、犬の散歩中に出会うと、猟犬と勘違いして襲われる場合があります。イノシシが向かってきたときは、犬を放すなど十分に注意してください。

出会わないためには
  • 人間の存在を知らせる

 鈴などの音で知らせる、また夜間は懐中電灯などの光で知らせるなど、人間の存在を知らせることが重要です。

  • 絶対にエサを与えない

 うり坊でもエサを与えないでください。人がエサを与えると、人への恐怖心がなくなり、襲われる場合があります。

  • エサとなるものを放置しない

 畑の周辺に野菜の残渣を放置せず、ごみは決められたルールを守って出してください。

  • 隠れ場所をつくらない

 耕作放棄地や農地・人家周辺のヤブ地は適切に刈払いを行いましょう。

イノシシの生態

 イノシシは豚の祖先で、亜種や地域によっても異なりますが、体長は1から2メートル、体重は約110キログラムほどにもなります。 犬の4から5倍といわれる優れた嗅覚を持つ大きな鼻と短い首が特徴で、性格はおとなしい動物です。昼行性ですが、警戒心が強く人間を避けて行動するため、昼間は草深いところなどに潜んでいて、田畑へは人が居ない夜間に侵入します。 雑食で、人間の食べるものなら何でも食べ、いったん農作物の味を覚えると食べ荒らし、農作物は壊滅状態になってしまうことがあります。非常に優れた学習能力や記憶力を持っているため、一度入った水田や畑は何度も被害を受けることがありますので、最初の侵入を防ぐことが最も大切となります。