南三陸町震災復興祈念公園が一部開園します
南三陸町震災復興祈念公園について
公園の基本理念
平成23年3月11日午後2時46分に発生したマグニチュード9.0の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の大津波により、南三陸町では、死者・行方不明者が800名を超え、過去に例を見ない極めて甚大な被害が発生しました。南三陸町震災復興祈念公園は、東日本大震災によって犠牲となられた方々の追悼・鎮魂の場であるとともに、甚大な被害の記憶や教訓を継承し、震災からの復興を祈念する場として整備された公園です。
公園の概要
公園の名称
南三陸町震災復興祈念公園
公園の位置
南三陸町志津川字塩入外地内
公園の面積
約6.3ha
整備年度
平成28年度 から 令和2年度まで
事業経緯
平成28年 6月 事業認可
平成28年12月 工事着工
令和 元年12月 一部開園(祈りの丘、復興祈念のテラスを含むエリア)
令和 2年 3月 一部開園(みらいの森、語り継ぎの広場の一部を含むエリア)
令和 2年 秋 全体開園予定
利用案内
休園日
無休
異常気象時は入園を制限することがあります。
公園施設について
(完成イメージ)
(一部開園範囲)
(一部開園拡大範囲(令和2年3月9日))
語り継ぎの広場
被災の痕跡をとどめる場所の近くで、ここを訪れる人たちに様々な機会を通じて東日本大震災の記憶と教訓を語り継ぐとともに、人々の交流による新たな絆づくりの場となる芝生の広場です。
復興祈念のテラス
築山の頂上と志津川の新市街地を結ぶ軸線上に設けられたこのテラスは、被災の痕跡や新しい街と向き合う位置に復興への想いを記した記念碑が置かれ、訪れた人々が祈りを捧げる場所です。
旧防災対策庁舎
東日本大震災によって多くのものが失われたこのまちの中で、津波の被害を受けた旧防災対策庁舎と旧行政庁舎の基礎を含むこの場所は、被災の痕跡をとどめ震災の記憶を伝承します。
みらいの森
自然災害により失われた御霊(みたま)を鎮めるとともに、自然の復元力と復興に邁進し続ける人々を樹木の生長に重ね合せて表現し、人の営みと自然が調和するこのまちの未来を象徴しています。
祈りの丘・名簿安置の碑
海抜20mの築山の頂上には、東日本大震災犠牲者名簿を安置する石碑が追悼の言葉を添えて設置され、犠牲者の御霊(みたま)に向かって手を合わせ、祈りを捧げる場となります。
高さのみち
東日本大震災の記憶を伝承するために、志津川地区の市街地に襲来した津波の平均高さ(海抜16.5m)に設置されたこのみちを歩くことによって、押し寄せた津波の高さを体感することができます。
記憶のみち
東北地方太平洋沖地震の発生から最大津波がこのまちに襲来するまでの出来事を、時間の経過に沿って刻字したこのみちをたどることで、東日本大震災の記憶を後世に伝える場とします。
記憶の広場・メモリアルレリーフ
失われたまちや人々の記憶を風化させることなく後世に伝えるため、東日本大震災発生前の志津川地区の地図を石版に刻んだレリーフを園路が交わる公園の中心に設置し、記憶の広場とします。
公園整備にあたって寄付を頂いた方
現在準備中です。
その他
公園内の注意事項
・許可を受けないで物品の販売、イベント行為や業として撮影をすることは出来ません。
・花火、たき火などの火気を使用することはできません。
・自動車、オートバイ、自転車の乗り入れはできません。
・紙くずやごみは持ち帰りましょう。
・樹木や芝生などを大切に扱いましょう。
・犬は、必ずヒモをつけて散歩させ、フンは飼い主がきちんと持ち帰りましょう。
・立入防止柵を乗り越えないようにしましょう。
・立入禁止の場所には入らないようにしましょう。
・防犯のため【名簿安置の碑】を防犯カメラにて撮影します。
ここは、みんなの公園です。他の人に危険や迷惑のかかることはやめましょう。
駐車場
普通自動車 100 台
大型バス 3 台