ウタツギョリュウ50周年記念企画

今年2025年は、世界最古級の魚竜「ウタツギョリュウ」が「歌津館崎の魚竜化石産地及び魚竜化石」として文化財(天然記念物)に指定されてから50年の記念の年です。また、旧歌津町と旧志津川町が合併し、南三陸町が誕生してから20周年となります。これらを記念し、ウタツギョリュウはもちろん、町内から産出した多種多様な化石を一堂に展示する企画展を開催します。

今回、主役であるウタツギョリュウをモチーフにした50周年記念ロゴマークができました。(ロゴマークの無断転載禁止)

会期中、魚竜や化石を見て・聞いて・楽しむイベントが盛りだくさんなので、このロゴマークを目印にぜひご参加ください。

金色の数字50のゼロの中を王冠をかぶった青と白のウタツギョリュウが泳ぎ、下に『Utatsusaurus 50th ANNIVERSARY』と書かれたウタツギョリュウ50周年ロゴマーク

ロゴマークについて、「ウタツギョリュウ50周年」の普及啓発、広報、理解促進を目的とした場合に限り、使用ガイドラインを遵守の上、無償で使用することができます。

詳しくは、教育委員会事務局までお問い合わせください。

開催概要

  • 日時:令和7年7月19日(土曜日)~10月19日(日曜日) 土曜日・日曜日・祝日も開館
     午前9時~午後9時(初日のみ、午前10時~)
  • 場所:歌津総合支所化石展示室(南三陸町歌津字管の浜60)
  • その他:観覧無料

7月19日(土曜日)午前10時から、オープニングセレモニーを開催します。セレモニー後は、東北大学総合学術博物館の永広昌之先生による展示解説を行います。どなたでもご参加いただけます。

特別企画展の図録販売について

特別企画展を網羅した内容盛りだくさんな図録です。各企画展開催記念イベントの受付でも販売します。

  • 販売価格:1冊1,000円(現金のみ)
  • 販売場所:
    • 歌津総合支所化石展示室、南三陸町教育委員会事務局窓口(いずれも平日の午前8時30分~午後5時15分)
    • 東北大学総合学術博物館(休館日(月曜(祝日の場合は、翌平日))以外の午前10時~午後4時)

東北大学総合学術博物館について、詳しくは下記リンクをご覧ください。

企画展開催記念イベント

1. 講演会「世界の魚竜―時と場所をまたいだ繫栄の歴史―」(終了しました。)

  • 日時:7月21日(月曜日・海の日) 午後1時30分~午後4時(午後1時 開場)
  • 場所:南三陸町総合体育館(ベイサイドアリーナ) 文化交流ホール
  • 内容:ウタツギョリュウ、そして世界の魚竜について、魚竜研究の第一人者、カリフォルニア大学の藻谷亮介教授による今回だけの特別講演会

入場無料。来場者全員にオリジナルグッズ(エコバッグと缶バッジストラップ)をプレゼント。

ベージュ色の布製エコバッグの前面に、イルカのイラストとともに『Ushuaiaaurus 50th ANNIVERSARY』と書かれた青いデザインが描かれているオリジナルグッズのエコバックの写真
オリジナルグッズのエコバックを肩にかけている写真
黒い背景に金色の『50th ANNIVERSARY』の文字と青い魚のキャラクターが描かれ、『Utaissaurus』の文字が入った缶バッジが黒いストラップに取り付けられている缶バッジストラップの写真
手のひらに乗せられた缶バッジストラップの写真

2. シンポジウム「魚竜化石と共産する多様な生物相―P/T境界での大量絶滅後の海洋生物相の回復と発展―」(終了しました。)

  • 日時:8月30日(土曜日) 午後1時30分~午後5時(午後1時 開場)
  • 場所:平成の森 アリーナ
  • 内容:今から約2億5千万年前、地球史上最大の生物大量絶滅が起こりました。そこから魚竜をはじめとした生き物たちはどう回復し、発展していったのか―。それぞれの分野の研究最前線から、専門家が紐解きます。
  • パネラー:
    • 中島保寿 氏(東京都市大学理工学部 准教授)
    • 吉澤和子 氏(産業技術総合研究所 特別研究員)
    • 永広昌之 氏(東北大学名誉教授、東北大学総合学術博物館 協力研究員)
    • 加藤久佳 氏(千葉県立中央博物館 上席研究員)
    • 石㟢美乃 氏(東京大学総合研究博物館 博士課程(日本学術振興会特別研究員))
    • 鹿納晴尚 氏(東北大学総合学術博物館 技術職員)

入場無料。来場者全員にオリジナルグッズ(エコバッグと缶バッジストラップ)をプレゼント。

当日、受付では、特別企画展の図録(1冊1,000円)を販売します。

ベージュ色の布製エコバッグの前面に、イルカのイラストとともに『Ushuaiaaurus 50th ANNIVERSARY』と書かれた青いデザインが描かれているオリジナルグッズのエコバックの写真
オリジナルグッズのエコバックを肩にかけている写真
黒い背景に金色の『50th ANNIVERSARY』の文字と青い魚のキャラクターが描かれ、『Utaissaurus』の文字が入った缶バッジが黒いストラップに取り付けられている缶バッジストラップの写真
手のひらに乗せられた缶バッジストラップの写真

3. 化石鑑定会

  • 日時:10月13日(月曜日・スポーツの日) 午前10時~正午、午後1時30分~午後3時30分
  • 場所:平成の森 アリーナ

入場無料。

化石鑑定をはじめ、化石や地質をテーマにしたワークショップも行います。

「鑑定コーナー」 (東北大学総合学術博物館、みちのく古生物研究会)

家に眠る化石、自身で採取した化石、正体不明の化石など、化石博士が無料で鑑定します。この他、化石クリーニング実演や化石の見分け方レクチャーも行います。

「スレート割り体験」(東北大学総合学術博物館、みちのく古生物研究会)

南三陸町入谷地区は「スレート」(岩石の一種である、粘板岩の別名。)の一大産地で、黒く美しい見た目と加工のしやすさから、硯石や屋根材として重宝されました。

当日は、実際に入谷のスレート鉱山から持ってきたスレートを専用の道具を使って加工します。石とは思えないざくざくと切れる独特な感触を味わってみませんか?

「調べものコーナー」(南三陸町教育委員会)

化石や古生物に関する図鑑、絵本など、初心者向けからマニアックなものまで取りそろえています。持ってきた化石について、鑑定してもらう前に自分で調べてみるも良し、鑑定してもらった後にさらに詳しく調べるも良し、いつでも立ち寄ってください。

(当日、本の貸出はできません。ご了承ください。)

「砂金採り体験」(日本遺産「みちのくGOLD浪漫」推進協議会)

かつて、南三陸町ではたくさんの金が採れ、みちのくの歴史・文化を支えてきました。みちのくからはじまる日本の金の物語、日本遺産「みちのくGOLD浪漫」について詳しくは下記リンクをご覧ください。

当日は、「椀がけ法」(お皿状の道具に砂と水を入れて小刻みに揺らし、金の重さを利用して金だけをより分ける方法)で、砂の中からキラッと光る砂金を見つけ出します。

「化石産地案内」(南三陸を化石で盛り上げる会「Hookes」、南三陸YES工房)

南三陸町歌津地区にある代表的な化石産地、ウタツギョリュウが産出した「館崎」とモノティス化石が産出した「皿貝」をHookesメンバーが案内します。

参加を希望される方は、1.午前10時30分~、2.午後2時~のいずれかの出発時間前までに、会場で受付を行ってください。

少雨決行(大雨の場合は中止となります。)

化石産地までは車での移動となりますので、車をお持ちでない方はご参加いただけません。ご了承ください。

「ウタツギョリュウ実寸大パズル」(南三陸を化石で盛り上げる会「Hookes」、南三陸YES工房)

ウタツギョリュウはどのくらいの大きさだったか知っていますか?

専門家監修の実寸大パズルを組み立てて、背くらべをしたり、いっしょに写真を撮ったりできます。

関連イベント

町内の協力団体による連動イベントも開催します。詳細は、主催する団体へ直接お問合せください。(情報は、随時更新されます。)

1. 化石の町 南三陸 ぬりえ展覧会(主催:南三陸を化石で盛り上げる会「Hookes」)(終了しました。)

  • 作品募集期間:6月6日(金曜日)~7月7日(月曜日)
  • 展示期間:7月19日(土曜日)~8月3日(日曜日)
  • 展示場所:ウジエスーパー南三陸店
  • 内容:どなたでも楽しめるぬり絵イベントです。参加者(先着1,000名)に「ウタツギョリュウ50周年記念ステッカー」をプレゼント。

詳細は下記リンクをご覧ください。

2. ウタツギョリュウ50周年記念スタンプラリー(主催:一般社団法人南三陸町観光協会)

  • 開催期間:7月19日(土曜日)~10月19日(日曜日) 特別企画展と同時開催
  • スタンプスポット:常設2か所 歌津総合支所化石展示室、東北大学総合学術博物館(スタンプを押せる時間は、各館の開館時間のとおりです。)
    イベント会場3か所 【ここから取消】 講演会(7月21日) 、 シンポジウム(8月30日) 【ここまで取消】、化石鑑定会(10月13日)
    (注意)イベント会場3か所については、イベント当日のみスタンプを押せます。イベント開催日以外に施設に行ってもスタンプは置いていませんので、ご注意ください。
  • 参加方法:展示施設、イベント会場にてスタンプラリー台紙をゲット。全5種の古生物スタンプから3種スタンプを集めると「魚竜缶バッジ」または「50周年記念缶バッジ」をお一つプレゼント。参加無料。

詳細は下記リンクをご覧ください。

3. 第16回南三陸子ども自然史ワークショップ2025(主催:南三陸ネイチャーセンター友の会)(終了しました。)

  • 日時:7月21日(月曜日・海の日) 午前10時~午後4時 記念講演会と同時開催
  • 場所:南三陸町総合体育館(ベイサイドアリーナ)アリーナ
  • 内容:南三陸の自然を楽しく学べるゲームや工作、キッズコーナー、いちにち本屋さん&ミュージアムショップ、はくぶつかん情報コーナーなど。

入場は予約優先で、7月1日からプログラム参加パスポート(1,000円)の予約ができます。

詳細・パスポートの予約は下記リンクをご覧ください。

4. 化石フェア(主催:南三陸を化石で盛り上げる会「Hookes」、南三陸スイーツ協会)(終了しました。)

  • 日時:7月21日(月曜日・海の日) 午前10時~午後2時 記念講演会と同時開催
  • 場所:南三陸町総合体育館(ベイサイドアリーナ)入口
  • 内容:南三陸町の化石の魅力をPRする企画として開催。有料の化石探し体験や化石ガチャのほか、化石スイーツ、キッチンカーも出店

詳細は下記リンクをご覧ください。

5. 化石フェア 同日開催「化石シンポジウム」応援イベント(主催:南三陸を化石で盛り上げる会「Hookes」)(終了しました。)

  • 日時:8月30日(土曜日) 午前11時~午後1時 シンポジウムと同時開催
  • 場所:平成の森 アリーナ前ホール
  • 内容:南三陸で見つかった化石の展示、化石ガチャ、化石探し(発掘)体験、ウタツギョリュウ実寸大パズル、木育知育玩具「ズレンガ」などを出展。化石グッズ(化石クッキー、Tシャツ、缶バッジ他)も販売します。

来場者には、キラキラの「ウタツギョリュウ50周年」記念ステッカーをプレゼント(先着順、無くなり次第終了)

詳細は下記リンクをご覧ください。

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会事務局 生涯学習係
〒986-0725 宮城県本吉郡南三陸町志津川字沼田101番地
電話:0226-46-2604
ファックス:0226-46-5348
本ページに関するお問い合わせ