
ブルーフラッグとは
国際NGO FEE(国際環境教育基金)が実施するビーチ等を対象とした世界で最も歴史のある国際認証制度です。取得するためには「水質」「環境マネジメント」「環境教育と情報」「安全性とサービス」の4つの項目で33の基準を満たす必要があります。
ブルーフラッグが掲げられたビーチは「安全で快適、環境教育の場としても機能する、誰もが楽しめる美しく豊かな海」であることの証となります。
現在ブルーフラッグ認証を取得しているのは、2025年5月時点で、世界51か国、5,195か所。国内では15か所となっています。
詳しくは、一般社団法人日本ブルーフラッグ協会ホームページをご確認ください。
南三陸町サンオーレそではま海水浴場ブルーフラッグ取得
サンオーレそではま海水浴場は2023年、2024年に引き続き、2025年もブルーフラッグ認証を取得することができました。「きれいで安全に誰もが楽しめる優しいビーチ」を維持するために、サンオーレそではま海水浴場では多くの行動規範を定めています。
<禁止事項>
- 敷地内への車両乗り入れ(近隣の駐車場をご利用ください。)
- 酒気帯び状態での遊泳
- 敷地内での火気使用(花火・タバコなど (注意)電子タバコも含む) (注意)喫煙は指定された場所でのみ可能
- BBQやキャンプ行為
- ジェットスキー、マリンジェット等小型船舶の乗入
- 遊泳区域内での釣り、ヤス、モリの使用
- 密漁行為
- ペットの砂浜及び海への入水
その他、環境保全のために様々なルールとマナーが設けられています。ルールとマナーを守り、楽しく海水浴ができる環境づくりにご協力願います。
なお、サンオーレそではま海水浴場は、三陸復興国立公園に接しているため、国立公園の利用上のマナーも併せてご確認ください。
環境省ホームページ
なぜブルーフラッグに取り組んでいるのか
ブルーフラッグ取得を目指すことで、「持続可能なまちづくり」の実現へとつなげることができます。ビーチをきれいに保つという環境保護の観点だけでなく、厳しい基準を達成したビーチには、「ブルーフラッグ取得ビーチ」というブランドが確立され、国内外からの海水浴客や観光客の増加による地域経済の活性化にもつながります。
また、ブルーフラッグを取得・維持するために、海に対する理解を深めることで、地元の海やまちに対する誇りと愛着心を育むことができ、持続可能な発展につながると考えています。
サンオーレそではま海水浴場では、取得だけを目的とせず、次世代へつなぐ手段として、プロセスに重きを置きながら環境維持に取り組んでいます。
海水浴場のバリアフリービーチ化について
「誰もが楽しめる優しいビーチ」を目指すため、サンオーレそではま海水浴場では、スロープの設置やシャワー室等への介助ベッド・介助チェアの導入などといったバリアフリー化に取り組み、身体の不自由な方でも海水浴を十分に楽しんでいただくための環境整備を行っています。また、バリアフリービーチ体験会等のイベントを開催するなど、バリアフリービーチ化に向けて様々な取り組みを行っています。
海水浴場の水質検査について
ブルーフラッグを取得するには、海の水質検査をクリアする必要があります。水質検査をクリアするにあたって、過去4年分の水質測定結果を添付する必要があり、ブルーフラッグ認証を受ける前から水質がきれいであったということを証明する必要があります。全ての測定場所において、水質基準を満たしている必要があり、検査をクリアすることで、海水浴場の水質が「最高品質」であるという証となります。
令和5年度サンオーレそではま海水浴場水質検査 (PDFファイル: 136.8KB)
令和6年度サンオーレそではま海水浴場水質検査 (PDFファイル: 149.0KB)
令和7年度サンオーレそではま海水浴場水質検査 (PDFファイル: 196.8KB)
(注意)令和7年度の水質検査については、水質検査が終了次第、随時更新します。
2025年度サンオーレそではま海水浴場開設期間
- 開設期間 7月19日(土曜日) ~ 8月31日(日曜日)まで
- 遊泳可能時間 午前9時30分 ~ 午後4時まで(天候によって遊泳不可となる場合があります。)
ブルーフラッグエリアについて
図の赤枠内(砂浜及び遊泳区域内)がブルーフラッグエリアです。

(注意)石畳及び芝生はエリア外ですが、ブルーフラッグエリアと同様に、節度ある利用をお願いします。
施設概要
下記各施設や備品は全て無料でご利用いただけます。
- 管理棟 (注意)海水浴場開設期間のみ設置
- シャワー室(男・女・バリアフリー) (注意)海水浴場開設期間のみ開放
- 公衆トイレ(男・女・バリアフリー)
- 屋外簡易シャワー2ヶ所
- 駐車場(隣接および周辺にあり)
- 砂浜アクセス用スロープ
- ビーチマット
アクセス
住所:〒988-0717 宮城県本吉郡南三陸町志津川字袖浜地内
三陸自動車道「南三陸海岸インターチェンジ」から車で5分/約3キロメートル

道の駅「さんさん南三陸」(BRT志津川駅)から車で4分、徒歩25分

環境教育活動
南三陸町では、サンオーレそではま海水浴場を含む志津川湾の豊かな自然環境をより良く保ち、未来に繋いでいくために、官民一体となった環境教育活動に取り組んでいます。一例を紹介しますので、ご興味のある方の参加をお待ちしております。
志津川湾ものしり講座(ダイジェスト版出前講座)
温暖化による海水温の上昇が私たちに与える影響、私たちの生活がどのように海に影響を及ぼしているのかなど、志津川湾では今何が起きているのかを学び、未来へのワンアクションを考えるきっかけとなる講座となっています。学校や会社、地域のコミュニティなどに専門の講師を派遣する出張講座です。
2025年の詳細・申込は下記ファイルをご覧ください。
志津川湾ビーチクリーン活動
ビーチクリーンで海を学ぼう!をテーマに、サンオーレそではま海水浴場周辺のビーチクリーンを行います。ビーチクリーンによって集められたゴミは、自然由来のもの(海藻や流木など)と、人間活動によるもの(空缶やプラスチックなど)に分類し、志津川湾の自然を学びながら、人工ゴミが及ぼす自然環境と私たちの生活への影響について考えるワークショップです。
2025年の詳細は下記ファイルをご覧ください。
志津川湾ビーチクリーン活動 (PDFファイル: 370.2KB)
(注意)現在は申込みを受け付けておりません。
サンオーレそではまナイトハイク
サンオーレそではま海水浴場には、夜行性の小さな生き物がたくさん住んでいます。普段はあまり立ち寄ることのない夜の海水浴場を講師と探索し、日中は目に付かないような生き物を観察することで、海洋環境や生物の多様性について知ることができるイベントです。
2025年の詳細は下記ファイルをご覧ください。
サンオーレそではまナイトハイク (PDFファイル: 378.6KB)
(注意)現在は申込みを受け付けておりません。
志津川湾釣り教室
志津川湾は、栄養分を多く含んだ親潮(寒流)と、南方からの温かい海水を運ぶ黒潮(暖流)、津軽海流(暖流)の3つの海流の影響をバランスよく受けており、様々な海の生き物の住処になっています。そんな志津川湾で釣りを行い、釣りを通して南三陸の海や、海洋環境について楽しく学ぶ体験教室です。
2025年の詳細は下記ファイルをご覧ください。
(注意)現在は申込みを受け付けておりません。
バリアフリービーチ指導者養成講習会
『車いすユーザーや障がい者は、海水浴を楽しめない。』そう思い込んでいませんか?サンオーレそではま海水浴場では、バリアフリースロープや砂上マットの設置、水陸両用車いすの配備などを進めており、誰でも安心して楽しめる海水浴場の実現を目指しています。その一歩として、バリアフリーについて学ぶ講習会や、水陸両用車いすの試乗体験会を開催しています。
2025年の詳細は下記ファイルをご覧ください。
バリアフリービーチ指導者養成講習会 (PDFファイル: 327.9KB)
(注意)現在は申込みを受け付けておりません。
ラムサール条約湿地 志津川湾の保全と活用に係る研修会
志津川湾は、ラムサール条約に登録されている湿地でもあります。「保全と再生」と「ワイズユーズ(賢明な利用)」、そしてこれらを支え、促進する「交流と学習」を重視しており、役場や漁協、地元企業などの若手職員を対象に、海洋環境についての研修会を開催しています。サンオーレそではま海水浴場もラムサール条約湿地に隣接しているため、ブルーフラッグ環境教育と併せた研修会を実施します。
(注意)現在は申込みを受け付けておりません。
