「祝 南三陸町学校給食センター新築落成式」と書かれた横断幕が掲げられた下で、佐藤町長を中心に4名の関係者がそれぞれハサミを持ちテープカットが行われようとしている写真

 3月29日木曜日、東日本大震災の津波被害により全壊した学校給食センターの落成式が行われました。

 学校給食は、震災後の緊急措置として、平成21年3月に閉鎖した旧歌津町学校給食共同調理場を補修、一部増築して、平成24年4月から完全給食を再開し、仮運営を行ってきました。

 新しい学校給食センターは、志津川中央地区に津波復興拠点整備事業により整備した造成地に移転し、給食調理施設のドライシステムの導入や、汚染区域、非汚染作業区域といった作業エリアを明確に区分し、衛生管理面に配慮しています。また、食物アレルギーに対応できるよう、新たに専用の調理室を設けるなど行い、1日あたり最大1,000食の調理が可能となりました。

 4月の新学期からは新しい学校給食センターで業務を開始し、町立小学校5校、中学校2校の子どもたちに、より安全で安心な学校給食を提供していきます。

胸に白い胸章をつけた佐藤町長が、赤と白色のリボンが飾られたマイクの前に立ち挨拶をしている様子の写真
佐藤町長と、スーツを着た年配の男性が向かい合って立ち、紙のようなものの授受を行っている写真
衛生帽子と作業着を着た給食調理員が、大きな業務用の回転釜をかがみ込んで丁寧に洗っている様子を上から撮影した、給食センター内での作業風景の写真
オレンジ色の台紙に白と緑の花の形をした用紙がたくさん貼られ、それぞれに「給食センターの皆さんへ」と題して子どもたちからの感謝のメッセージが手書きで書かれている掲示物の写真