交通安全・ワカメ作戦

数人の警察官と一緒に黄色のタスキをかけた交通指導隊たちと袋詰めのわかめを持った数人の児童が駐車場に立って安全運転を呼びかける活動をしており、停車した車の運転手に男子児童がわかめの入った袋を手渡している様子の写真

 4月10日(木曜日)歌津字枡沢の国道45号線沿いにある枡沢パーキングで「交通安全ワカメ作戦」が行われました。
 ワカメ作戦とは、名足小学校の児童が自分たちで育てたワカメを袋詰めし、ドライバーに配って安全運転を呼びかけるもので、交通安全運動の一環として毎年行われています。
 この日は、時おり小雨の降る肌寒い日でしたが、名足小学校4年生の児童23人のほか交通指導隊など総勢60人が参加し、南三陸警察署員がパーキングに誘導したドライバーに「安全運転でお願いします。」などと元気よく声をかけながらワカメを手渡しました。
 ところで、当日は子どもたちが心をこめて塩蔵に加工したおいしいワカメ(60グラム入り)が200袋用意されましたが、そのワカメの袋には「交通事故はわかんめぇー」と書いたシールが貼ってあります。これは「わがんめぇ(当地域の方言で、ダメを意味します)」と「わかんめぇ」をかけてダジャレで表現したものだそうです。う〜ん、味もいいけどセンスも「グー」

新生・志津川小学校開校式

紅白幕が張られた体育館に大勢の生徒が集まって整列して床に座り、来賓が席に座る中、壇上に上がった3人の児童が、演台に立ったスーツ姿の男性の前に並んで宣誓をしている様子の写真

 4月8日(火曜日)志津川小学校、荒砥小学校、清水小学校の3校が統合した、新生志津川小学校が新たなスタートをきりました。
 この日の開校式には、町、教育委員会、議会、3小学校の歴代PTA会長、2年生以上の児童が出席し、式の最後には児童を代表して、菅原千早希さん(旧荒砥小6年生)、佐藤拓実君(旧清水小6年生)、佐藤茂宇君(旧志津川小6年生)の3人が「荒砥、清水、志津川小の伝統を引き継ぎ、より良い学校を目指して学んでいくことを誓います」と力強く宣誓しました。
撮影日:4月8日(火曜日)

バルーンリリース

晴れた屋外で、白いチュールでできたアーチの下に立ったオレンジ色のドレスを着た新婦と、クリーム色のタキシードを着た新郎、礼服姿の参式者たちがカラフルな風船を手に持ち、空にたくさんの風船が舞い上がっているバルーンリリースの様子の写真

 4月4日(金曜日)午後2時30分、高野会館屋上でバルーンリリースが行われました。
 バルーンリリースとは、たくさんの風船をいっせいに空に飛ばすことで、高野会館でも初めてのこころみです。
 当日は、南三陸町入谷字押舘の西城さんと同町戸倉字折立の小山さんのめでたい結婚式。披露宴のフィナーレを飾る万歳三唱は会館の屋上で行われ、幸せいっぱいのお二人を取り囲んだ大勢の参式客が手に持った500個のカラフルな風船は、司会者の合図と同時に空高く舞い上がりました。
 使用した風船は、ゴムや持ち紐が自然に返る素材で作られており、海も山も汚さない工夫がされています。
 当日は西風が強く、手から放たれた風船は、あっという間に海の方向に飛んでいきましたが、500個の風船がいっせいに大空に舞うシーンは圧巻でした。このたくさんの風船を偶然にも見た方には、もしかすると幸せが訪れるかもしれませんね。
撮影日:4月4日(金曜日)

小さな写真展

屋内壁面に展示された写真の数々を、小さい子どもを連れた女性や書類を手に持った男性が鑑賞している写真展の様子の写真

 3月23日(日曜日)から3月29日(土曜日)までの7日間、五日町ゆめプラザで写真展が開かれました。
 出展された写真は、南三陸町志津川字塩入の佐藤秀昭さんと同町志津川字廻館の佐々木光之さんが撮影した写真です(それぞれ16点ずつの計32作品)。
 二人は、カルチャーin公民館「写真教室」の受講生で、講師である杉田徹さんが選考した、動植物や町の人の表情など、選りすぐりの作品が展示されました。
 買い物客などが立ち寄り、「この写真は、見ているだけで心が癒される」など、とても評判が良かったようです。
撮影日:3月29日(土曜日)

「ヤマガンの森」で植樹

土がむき出しになった斜面で、作業服を着用したたくさんの人々が、鍬やスコップを使って土を掘ったりして植樹を行っている様子の写真

 3月23日(日曜日)、入谷山の神平地区と歌津払川地区を結ぶ坂の貝峠の近くで、ヤマガンの植樹が行われました。
 ヤマガンとは、ミズキ科の「ヤマボウシ」の地方名で、初夏に白く十字に花を咲かせる落葉高木です。入谷山の神平地区(9区)の皆さんが、3日間かけて、自生木50本の移植と300本の苗の植樹を行いました。(23日は最終日)

 この場所は、入谷地区を一望できることから、地域の皆さんが中心となり、「ヤマガンの森」として整備しています。
 ひころの里から田束山への中間点にあたり、今後は、ここに休憩所として東屋を整備し、また農道沿いに桜を植樹するなどして、観光客をい呼び、交流などによる地域おこしを期待しています。

撮影日 平成20年3月23日

AEDの操作を体験

カーペット敷きの室内で、2つのグループに分かれた参加者たちが救命講習を受けており、手前のグループでは、消防署員の指導のもと参加者の女性2人が人形のモデルを使ってAEDの操作を体験している様子を他の参加者が座って見学している写真

 3月16日(日曜日)、普通救命講習会が志津川保健センターで行われました。
 この日集まったのは、志津川婦人防火クラブ連合会の皆さん22人。南三陸消防署員の指導で、気道確保、人工呼吸、心臓マッサージなどの心肺そ生法を学びました。また、公共施設などに設置されているAED(自動体外式除細動器)の操作方法を体験。操作手順を声に出して確認しながら、真剣な表情で取り組んでいました。

撮影日 平成20年3月16日

イサダ水揚げ

漁船の上に乗った、たくさんの黄色いプラスチック製のカゴに詰められた大量のイサダを、作業服を着た漁師たちが協力して次々と陸揚げしている様子の写真

 3月13日(木曜日)、宮城県内でイサダが解禁され、志津川漁港に桜色のイサダが水揚げされました。
 イサダは、体長3センチほどの小エビに似たオキアミの一種で、主に養殖魚のえさや釣りのえさに使用されますが、加工食用品としても流通しています。
 初日は21隻、111トンの水揚げとなりました。
 イサダ漁が始まると、南三陸の海にも春の到来を感じさせてくれます。

撮影日 平成20年3月13日

波伝谷「春祈とう」

晴れた屋外の広場で、青い法被を着た男の子が、両手に白い花の飾りを持って、頭に白い飾をつけた赤い獅子頭を被った演者と一緒に踊っている、春祈とうの様子の写真

 3月9日(日曜日)、波伝谷地区の伝統行事「春祈とう」が行われました。
 獅子は、太鼓や笛の演奏に合わせて各家庭を回り、家の中の悪疫を吸い込みます。玄関で用意した豆腐に封じ込め吐き出し、家内安全や無病息災を独特のやり方で祈るものです。厄除けの後、各家庭は、振舞い酒や精進料理で一行を歓迎しました。
 子どもたちにはたくさんのお菓子が配られ、獅子の周りは一日中明るい声が絶えませんでした。
 この祈とうは、300年以上の歴史があり、本来は旧暦2月15日に行わるものですが、現在は2月第2日曜日に行われています。

撮影日 平成20年3月9日

(補足)バーチャルミュージアム「波伝谷の春祈祷」のページにも説明があります

春の色彩 華やかに

室内会場のテーブルの上に、ピンク、赤、白、黄色の鮮やかなシルクフラワーの鉢植えや盆栽が多数並べられ、数人の来場者が鑑賞している写真

 3月1日(土曜日)、2日(日曜日)の2日間、「ひころの里」シルク館を会場にシルクフラワーフェスタが開催されました。色鮮やかな繭(まゆ)花の鉢物などの展示即売が行われました。

撮影日 平成20年3月1日

国際交流フェア

屋内の会場で、大人から子どもまで大勢の人々が、テーブルに並べられた料理を囲んで立食形式で食事を楽しんでいる国際交流フェアの写真

 2月17日(日曜日)、南三陸町国際交流協会が主催する「国際交流フェア」が志津川保健センターで開催され、町内在住外国人とその家族、協会会員、一般町民が日本や各国の正月の雰囲気を楽しみながら、交流を深めました。
 フェアでは、餅つきを楽しんだ後、持ち寄った中国、韓国、米国の料理などが紹介され、参加者全員で味わいました。
 また、琴の演奏や日本舞踊が披露されたほか、ゲームもあり楽しい時間を過ごしていました。

記念碑に刻まれた校歌を歌う

山々に囲まれた学校の校庭で、たくさんの子どもたちとその後ろに並ぶ大勢の関係者が、記念碑を向いて立っている様子の写真

 2月10日(日曜日)清水小学校閉校記念式典が行われました。
 式典の後、校庭に建てられた閉校記念碑が披露されました。子どもたちは、刻まれた文字をたどりながら、校歌を元気いっぱいに歌いました。
 木造校舎の前に建てられた記念碑。表面には清水小学校の校歌が、裏面には同校の沿革が刻まれています。

 (写真は、記念碑に刻まれた校歌を歌う児童)

撮影 平成20年2月10日

(補足)1つ前もご覧ください。

清水小 閉校式典

紅白幕が飾られた体育館で、大勢の子どもたち関係者が集まり、整列して全員で校歌を歌っている閉校式典の様子の写真

 2月10日(日曜日)、清水小学校体育館を会場に「清水小学校閉校記念式典」が開催されました。会場には、全校児童42人のほか、保護者や地域の人たち、歴代教職員など約400人が出席。式典の中で子どもたちは、学校生活の様子などを、歌を織り交ぜて「児童合唱・呼びかけ」を発表し、20年続けてきた大相撲清水場所や大運動会などを振り返りながら、地域が一緒になって活動を行ってきたことへの感謝を表わしました。「ふるさと」などの合唱に、涙を流す出席者の姿も見られました。
 そして、児童が校旗を返納し、最後は出席者全員で校歌を斉唱し、思い出いっぱいの学校に別れを告げました。

(写真は、出席者全員が歌う校歌)

撮影 平成20年2月10日