黄金郷の栽培畑は大忙し

栽培ハウス内一面に青々とした菊が植えられ、麦わら帽子や日よけをつけた作業者の方々が丁寧に手入れしている様子を写した写真

撮影:平成23年7月13日(水曜日)

 7月13日(水曜日)、入谷地区で町の特産品である黄金郷(黄色い品種の菊)の栽培畑を取材させていただきました。
 この時期、栽培農家の方は露地栽培ものの出荷のピークとなる8月にむけて、つぼみの選別剪定作業(てきらい作業)で大忙しです。時期がくると、関東方面の市場を経由して全国に出荷されます。
 栽培農家の西城さんは、「出来はまずまず、ほっとしている。町全体では、出荷量が去年の半分以下だが、徐々に立て直すよう、皆で協力していきたい。また、皆で智恵を出し合ってフラワーアレンジメントの商品を作るなど、町全体の農業を盛り上げる工夫もしていきたい」と、これからの農業への意気込みを熱く語ってくださいました。
 黄金郷の黄色の花は、まちの復興のシンボルともいえます。全国の皆さま、南三陸町の特産菊“黄金郷”をぜひよろしくお願いします!

野球観戦チケットプレゼント抽選会

会議室の机の上に数本の棒が入った紙コップのくじが置かれ、作業着姿の男性がそのくじを1本引いている抽選会の様子を写した写真

撮影:平成23年7月13日(水曜日)

 7月13日(水曜日)午前11時から、広報南三陸災害臨時号第4号で募集した「楽天イーグルス野球観戦チケットプレゼント」の抽選会が危機管理課で行われました。
 このプレゼントには約30通の応募があり、ハガキに抽選番号を付けて各希望日程ごとに振り分けられました。そして、抽選会では、遠藤副町長が1本づつ丁寧にクジを引き、各日程ごとの当選者を決定させていただきました。
 担当の三浦危機管理課長は、「幸運にもご当選された方は、本当におめでとうございます。最上級の“プレステージ席”で迫力あるプロ野球を観戦していただき、ぜひ楽しいひと時を過ごしてきてほしいです」とのことでした。
 なお、ご当選された方には、危機管理課より、後日連絡をさせていただきます。今回は多数のご応募をいただき、ありがとうございました。

無料高速バス出発式

青空の下、広場で白地に濃いピンクとピンク色のラインが入ったおそろいのスーツケースの前で、二人の女性がどんぶりを手に笑顔で写っている記念写真

撮影:平成23年7月10日(日曜日)

 7月10日(日曜日)、宮城復興支援センターの協力をいただいて運行している「仙台直行無料高速バス」の出発式が行われました。
 この日は、仙台駅経由、仙台市営動物園までの往復便が臨時で運行され、日曜日ということもあり、動物園にお出かけのファミリーなど、多くの皆さんが利用されました。
 また、直行便の運行を記念して、タオル、食器、寝袋などの生活用品セットが入ったスーツケース(150個)と、東京銀座、六本木、築地の3有名すし店のお寿司(300人前)が配布され、こちらも大好評でした。
 このプレゼントをお目当てに、前日9日(土曜日)の整理券配布時に、炎天下の中アリーナ前に並んで待ったこのお二人は、おすしとスーツケースを手に入れご満悦の様子でした。
 なお、このバスは、南三陸町と仙台の間を一往復する定期便として、毎週水曜日に運行されますが、バスを利用する際は、バス案内専用電話での予約が必要となっています。詳しくは、バス案内専用電話(090-9409-0872)または南三陸町震災復興推進課(0226-46-1371)までご連絡ください。

AKB48の皆さんが南三陸町で激励のミニライブ

屋外の会場で、白いTシャツを着たAKB48の皆さんが長いテーブル越しに訪れた人たちと握手を交わしている様子を写した握手会の写真

撮影:平成23年7月9日(土曜日)

 7月9日(土曜日)、人気アイドルグループAKB48の板野友美さんら6人が南三陸町を訪れ、ミニライブや握手会を開いて町民の皆さんを激励していただきました。
 はじめに、福祉避難所に指定されている歌津老人福祉センターを訪れたメンバーは、避難されている皆さんにTシャツをプレゼントしたりサインに応じるなどして楽しくふれあいました。その後、スポーツ交流村の多目的広場に移動すると、待ちわびた約400人の町民の前で、代表曲の「会いたかった」など4曲を披露。集まった皆さんは、炎天下にもかかわらず、大きな声援を送って盛り上がっていました。また、続いて行われた握手会では、集まった皆さん一人ひとりと笑顔で握手を交わしていただきました。
 さらに、夕方には志津川高校でもミニライブなどを行い、大勢の皆さんを元気づけていただきました。
 暑い中、本当にありがとうございました。

笑いヨガとケアリングクラウン

体育館の会場で、カラフルな衣装を着た二人のパフォーマーが笑顔で手を挙げて演技をし、観客の皆さんが拍手をして楽しんでいる様子を写した写真

撮影:平成23年7月7日(木曜日)

 7月7日(木曜日)と8日(金曜日)の両日、歌津中学校と志津川中学校の体育館で、避難者を対象とした、笑いヨガとクラウン(道化師)による大道芸パフォーマンスが行われました。
 笑いヨガでは、ひとつひとつの決まったポーズに合わせて体を動かす「ヨガ」のように、いろいろな笑い方をしながら体を動かします。このヨガのコツは、おもしろいから笑うのではなく、運動のひとつとして笑うことです。みんなで笑っていると笑いが伝染して無理なく楽しく笑えるようになり、最後には参加した方皆さんが心からの笑顔で笑うことができるようになりました
 また、クラウンの大道芸パフォーマンスでは、キャリア十年以上のプロのクラウン「じっきい」さんが、お手玉や皿回しなど、おなじみの芸を楽しいトークと珍妙なゼスチャーとともに演じました。30分ほどのショーの間に、見物客の皆さんは見事に笑いの世界に引き込まれ、最初は不思議そうな表情で見ていた避難所の皆さんもショーの終わりには、手をたたき、おなかを抱えて大笑いしていました。皆さんの笑顔はとてもすてきで心からショーを楽しんでいるようでした。

水尻橋の新しい仮橋開通

青い空の下、山々を背景に水尻橋の新しい仮橋が完成し、車が通行している様子を写した写真

撮影:平成23年7月6日(水曜日)

 7月6日(水曜日)、東日本大震災で落橋した志津川地区の国道45号線「水尻橋」の仮設橋が新しく開通しました。これまでの橋は、3月19日に自衛隊の皆さんによって設置されたもので、片側交互交通のみ通行可能となっていましたが、朝や夕方などの時間帯は渋滞が発生し、町の復興が進むにつれ橋の復旧が待ち望まれていました。
 新しくできた橋は、鋼鉄製で相互交通ができる二車線の橋です。橋の前後で待つこともなく、乗用車や大型車はもちろん、歩行者や自転車も安全にスムーズに通行することができます。
 今回開通した橋もまだまだ仮設の橋ではありますが、復興に向けて、着実に生活の道がつながりはじめています。

ミズダコの初セリ

漁船の上で、青い作業服を着た漁師が笑顔でミズダコの入った網を持ち上げている水揚げ作業の様子を写した写真

撮影:平成23年7月4日(月曜日)

7月4日(月曜日)志津川漁港において、震災後初となるミズダコの水揚げ、初セリが行われました。
漁業関係者をはじめ、報道関係者も大勢かけつけ、港は大変な賑わいとなりました。
初セリでは、これまでの1.5倍ほどの値が付き、漁業関係者もほっと胸をなでおろしています。
栄丸船長の千葉浩樹さんは、「漁の再開までこぎつけ、ほっとしている。がれきで網が壊れないか不安はあるが、生活を立て直すきっかけにしたい。」と、これからの漁への意気込みを熱く語ってくださいました。

漁業のまち南三陸町におけるタコ漁の開始は、まちの復興のシンボルの復活ともいえます。
港へ戻る船からの大音響の歌、セリの威勢のよい声が響くまちへ少しずつ進んでいます。
全国の皆さま、南三陸町のタコをぜひご賞味ください!!

勝倉彌司夫さんが瑞宝双光章を受章

町長と勝倉彌司夫さんが並んで立ち、瑞宝双光章の勲章と賞状を手に写っている記念写真

撮影:平成23年6月28日(火曜日)

 平成23年春の叙勲の受章者が発表になり、南三陸町の勝倉彌司夫さんが、瑞宝双光章(教育功労)を受章され、6月28日(火曜日)、町長室を訪れて受章の報告を行いました。
 勝倉さんは、志津川小学校、志津川中学校の校長及び南三陸町教育委員会教育長などを歴任し、多年にわたり、地域の教育に貢献されました。また、「教育の主役は子どもたちです。」と話す勝倉さんは、対面式の入学式・卒業式を管内で初めて導入するなど、抜群の指導力と情熱を持って教育の充実にご尽力されました。
 勝倉さんは、「すばらしい子どもたちと先生方と出会え、悔いのない教育生活を送ることができました。本当にありがとうございました。」と、受章の喜びを話してくれました。

谷口博章さんの保育所訪問

保育室で谷口博章さんがピアノを演奏し、園児たちと保育士が楽しそうに音楽を聳いている様子を写した写真

撮影:平成23年6月27日(月曜日)

 6月27日(月曜日)、歌津地区の名足保育園と伊里前保育所にて、兵庫県西宮市職員でアマチュアピアニストの谷口博章さんが園児のためにピアノコンサートを開きました。
谷口さんは、4月12日(火曜日)から4月24日(日曜日)までの期間、東日本大震災の支援として南三陸町に派遣され、広報業務などに携わっていただきました。
西宮市に戻ってからも、毎日のように南三陸町の事を思い、「被災された皆さんや子どもたちをピアノで元気づけたい。」とプライベートで南三陸町を訪れたものです。
写真は、伊里前保育所でのコンサートの様子で、ディズニーメドレーやショパンノクターン第2番などを演奏しながら、途中、園児とともに犬のおまわりさん、さんぽ(となりのトトロ)を歌うなど約30分間ピアノ曲を披露しました。
元気に歌う園児を見て、谷口さんは「逆に子どもたちからテンションを上げてもらいました。」とその指を軽快に動かしていました。
 なお、谷口さんは、6月25日(土曜日)に南三陸町に入り、6月25日(土曜日)と6月26日(日曜日)の2日間は、南三陸ホテル観洋でもピアノコンサートを開き、クラシックのやさしいメロディーで、集まった皆さんの心を魅了しています。

第3回南三陸町福興市

サンプラザ中野くんが黄色のシャツでステージに立ち、観客が笑顔で手を振ったり拍手をしたりして盛り上がっている様子を写したライブイベントの写真

撮影:平成23年6月26日(日曜日)

 6月26日(日曜日)午前10時から、南三陸町スポーツ交流村の多目的広場を会場に「第3回南三陸町福興市」が開催され、多彩なステージプログラムと48の出店で大いに盛り上がりました。
 今回で3回目を迎えるこのイベントは、南三陸町の商店街を軸とした産業再建のための基盤づくりを目指し、全国からの人的・物的支援のもと、毎月最終日曜日に開催している物産市です。
 はじめに、このたびの震災によりお亡くなりになられた方及び行方不明となっている方へ向けて、1分間の黙とうがささげられたました。
 その後、これまで町の復興のために多大なるご支援をいただいてきた北海道登別市陸上自衛隊幌別13施設隊の皆さんによる壮大な太鼓の演奏が披露され、この日の福興市が幕開けとなりました。
 会場では、全国から集まったかわいい「ゆるキャラ」たちが会場を歩き回り、子どもたちと楽しく触れ合ったほか、特設ステージでは、仙台すずめ踊りや福島県郡山駐屯地音楽隊の皆さんによる吹奏楽など、次々とアトラクションが披露されました。
 出店から流れてくる美味しいにおいが会場を包み込むなか、午後1時40分からは、この日のスペシャルゲストとして、歌手の「サンプラザ中野くん」がステージに登場し、ランナーなどのヒット曲を熱唱していただきました。
 あいにくの雨となった福興市ですが、南三陸町民の皆さんは、全国大勢の皆さんから元気を分けてもらったようです。

仙台直行無料高速バス運行開始

白い車体で、前方のフロントガラスに「がんばろう東北」と掲示された大型の仙台セントラルバスが駐車場に停車している写真

撮影:平成23年6月22日(水曜日)

 6月22日(水曜日)から、南三陸町から仙台市へ直行する「無料高速バス」の運行が開始されました。このバスは、宮城復興支援センターの協力をいただいて運行するもので、これまで仙台市に行く公共交通手段がなかった町民にとっては、大いに助けとなると期待されます。
 なお、バスは予約制となっていますので、利用する際は、バス案内専用電話へ申し込みください。

  • 運行日:毎週水曜日
  • 上り:平成の森(午前8時) → ベイサイドアリーナ(午前8時30分) → 仙台駅前(午前10時30分)
  • 下り:仙台駅前(午後3時) → ベイサイドアリーナ(午後5時) → 平成の森(午後5時30分)
  • 連絡先 :バス案内専用電話(090-9409-0872)

トレーニングルーム再開

大きな窓から外の緑の風景が見える明るい室内に、様々なトレーニングマシンが並んでいるトレーニングルームを写した写真

撮影:平成23年6月19日(日曜日)

6月15日(水曜日)から、ベイサイドアリーナ内のトレーニングルームが再開しました。
利用料金は、当分の間、無料となっていますので、気軽にご利用ください。
なお、トレーニングマシンの使い方などは、インストラクターが指導いたしますので、気軽にお尋ねください。

  • 営業時間 :午前10時から午後7時まで(毎週火曜日休み)
  • 料金 :無料(当分の間)
  • 準備する物:運動着(汚れていないもの)と室内用靴
  • 利用対象 :高校生以上(町内外問わずどなたでも利用可)
    (注意)シャワールームは現在利用できません

トレーニングルームに関する詳しい内容は、スタッフ(電話:0226-47-1131)までお問い合わせください。