八神純子さんのチャリティーライブ

撮影:平成23年10月16日(日曜日)
10月16日(日曜日)午後2時から、志津川番屋で「トランスパシフィックキャンペーン 八神純子チャリティーライブ」が開催され、晴天の中、大勢の方が来場しました。
お客さんとの距離が1メートルという臨場感あふれるライブは大盛況で、1978年にシングルセールスが58万枚を超えるロングヒットとなった「みずいろの雨」やデビュー曲の「思い出は美しすぎて」をはじめとする、数曲が披露されました。さらに、震災復興のために特別に作詞作曲されたという「翼」という曲も披露されました。
曲の間に行われたトークでは、「番屋で歌うというのは初めての経験でドキドキした。大々的なお知らせをしなかったので、たとえ、お客さんが一人二人しか来なくても一生懸命歌うつもりで来た。小さな力ではあるが、私も協力していきたい。全国のみんなに、南三陸町も含めた東北の状況を知ってもらう活動を続けていきたい。」と話されました。
ライブの最後には、アットホームな雰囲気で観客全員と記念撮影も行われ、八神さんの気さくな人柄が感じられるライブとなりました。
がんばれ!うだづっこの会

撮影:平成23年10月16日(日曜日)
10月16日(日曜日)午前10時から、伊里前保育所で修了式「がんばれ!うだづっこの会」が行われ、今年の3月に伊里前保育所を卒園した子どもたち24人が参加しました。
伊里前保育所では、3月25日に終了式を行う予定になっていましたが、東日本大震災の影響で実施することができませんでした。「何とか子どもたちに思い出を残してあげたい。」というお母さんたちの強い思いとボランティアの支援のもと、この日に行われることになったものです。
ときおり小雨が降る中、7カ月ぶりに保育所を訪れた子どもたちは、「久しぶりー!」、「ぼくは、鉄棒ができるようになったよ!」などと元気に話し、とても楽しそうでした。
終了式は午前10時から行われ、ミッキーマウスのマーチが流れる中、卒園した24人の子どもたち全員が、衣料専門学校から提供されたおそろいのTシャツを着て入場してきました。修了証書は事前に配布されていたため、それに替わる「がんばったで証」が授与され、子どもたち1人ひとりの名前が読み上げられました。この「がんばったで証」は、お母さんたちやボランティアの方が手作りで準備したものだそうです。
式の終了後は晴天になり、園庭でチキンライスやミートボール、ケーキが振舞われ楽しいひと時をすごしていました。
保育所運動会

撮影:平成23年10月1日(土曜日)
10月1日(土曜日)午前9時から、志津川保育所・伊里前保育所・名足保育園で、秋の運動会が行われました。
この日は晴天に恵まれ、心地よい秋空のなか入場から元気いっぱいに子どもたちが行進をし、園内は笑顔であふれていました。
伊里前保育所では、最初の種目のかけっこで、お家の方からの大声援を受けた子どもたちが、園庭を力いっぱい走りました。その後もみんなでの玉入れや、この春卒園(卒所)した小学校1年生の先輩のかけっこが行われ、最後の種目ではマルマルモリモリをみんなで踊り、毎日練習した成果を見せてくれました。
南三陸町復興音楽祭

撮影:平成23年10月2日(日曜日)
10月2日(日曜日)、志津川中学校にEXILE(エグザイル)のメンバーが訪れ、南三陸町復興音楽祭(主催:南三陸復興音楽祭実行委員会)が行われました。
この催しは、東日本大震災の影響により半月遅れとなる平成23年3月28日に開催された志津川中学校の卒業式において、EXILEの「道」が合唱されたことが新聞等で報道され、その記事をEXILEのリーダーであるHIRO(ヒロ)さんが見つけたことがきっかけで実現したものです。
もともと、EXILEのファンが多かったという卒業生の皆さんは、卒業式でEXILEの道を合唱したいと先生に相談しましたが、合唱曲ではないために一時は断られました。諦めきれない皆さんは自分たちで楽譜を準備し、再度先生に相談。見事承諾を得たそうです。しかし、卒業式の前日に東日本大震災が発生。生徒の皆さんは、家に帰れずに校舎で夜を過ごし、寒さと不安で眠れない暗闇の中、練習したこの歌をみんなで口ずさみ、最後には下級生も加わり校舎には大合唱が響き渡ったそうです。
この記事を偶然見つけたのがEXILEのリーダーのHIROさん。「自分たちに何かできないか」と考え、数人のメンバーを連れて4月30日に志津川中学校を訪問。学校の中庭で生徒の皆さんと一緒に道を合唱しました。その後も何かと南三陸町のことが気にかったというメンバーの皆さんは、全員で南三陸町を訪れて、この復興音楽祭を開催することを決めたそうです。
この日は、4,000人を超す町民が志津川中学校に集まり、ステージでEXILEのメンバーが見守る中、町の郷土芸能である入谷打ち囃子、水戸辺鹿子躍、大森創作太鼓が披露され、EXILEの皆さんとの豪華コラボレーションも行われました。また、志津川中学校卒業生96名のうち54名がステージに上がり、再びEXILEの皆さんと道を合唱しました。卒業生の佐藤利輝さんは、「歌っている最中、寒くて眠れなかった当時のことを思い出してしまいました。一歩を踏み出すことができたのはEXILEの皆さんのおかげです。今日は泣かないと決めてきたのですが…」と涙ぐんでいました。
なお、復興音楽祭にはEXILEの皆さんのほか、加山雄三さんと吉田兄弟のお二人もゲストとして参加し、歌と三味線の演奏を披露してくれました。
お越しいただいた皆さん。本当にありがとうございました。
(補足)写真は、海童いしゃりとEXILEの皆さんとのコラボレーションです。
秋サケの初水揚げ

撮影:平成23年9月26日(月曜日)
9月26日(月曜日)、志津川魚市場で、県内一の水揚げ高を誇る秋サケが初水揚げされました。
午後1時過ぎに開始するセリに合わせ、午前11時過ぎから次々と漁船が入港し、刺し網漁でとれた秋サケを水揚げしていました。
東日本大震災により多くの漁船が被害を受け、この日入港したのは例年の4分の1程度の19隻にとどまりましたが、水産業の復興のシンボルともいえる秋サケ漁の再開に、市場には関係者の熱気が溢れていました。
漁協に勤務する工藤大樹さんは「秋サケ漁の始まりが、復興のきっかけになってほしい。」と笑顔で話してくれました。
なお、秋サケ漁の最盛期を迎える10月中旬頃には、仮設魚市場が現在の魚市場の南東側に完成し、10月末頃には、津波による被害を受けたふ化場の修復が完了する予定となっています。
笑顔はじけた!福興市

9月25日(日曜日)午前9時30分から、南三陸町スポーツ交流村の多目的広場特設会場で「第6回福興市」が開催されました。爽やかな秋晴れに恵まれた今回の福興市には約18,000人もの人が訪れ、会場内は大変な賑わいとなりました。
このイベントは、復興を目指して毎月最終日曜日に開催され、回を重ねるごとに出店数が増えています。6回目を迎える今回は、67もの物産テントが所狭しと立ち並び、テント内では地元の物産をはじめ、北は北海道から南は鹿児島までの全国各地の優れた逸品や、B-1グランプリ加盟団体3団体による自慢の料理が販売され、訪れた人を喜ばせていました。
また、ステージ上では和太鼓や吹奏楽の演奏、ダンスやミニライブなどの多彩なプログラムが繰り広げられました。特に杏子さん(福耳、元バービーボーイズ)のライブでは、懐かしい曲や心温まる曲が演奏され、元気と勇気を与えてもらいました。観客の皆さんは、曲に合わせてリズムをとったり、口ずさんだりするなど、出演者と一体となって、会場を大いに盛り上げていました。
なお、次回の「第7回福興市」は10月30日(日曜日)に開催する予定です。
東北応援プロジェクトバーベキューフェスタ

9月10日(土曜日)午後12時30分から、歌津中学校グラウンドにおいて、社団法人宮城県畜産協会等の共催、アフリカ圏諸国7カ国等の協賛により「東北応援プロジェクトバーベキューフェスタが行われました。
このイベントは、震災発生から6カ月を迎えるにあたり、南三陸町の皆さんに元気になってもらおうと企画されたもので、焼きそばのほか宮城県産の豚肉や牛乳、ソフトクリーム、また、青森の鶏肉や卵が無料で振舞われ、大勢の方で賑わいました。
ウガンダ共和国特命全権大使ワスワ・ビリグア氏が開会の挨拶を述べ、レソト王国特命全権大使リチャド・ラモエレツィ氏が閉会の挨拶を述べました。
町長は、「アフリカ諸国のサポートに感謝します。住民のみなさんも喜ぶと思います。」とお礼を言いました。
この日はバーベキューのほか、アフリカ諸国の大使による自国の紹介やパネル展示、アフリカのコーヒーの試飲なども行われ、訪れた方を喜ばせました。
民謡キャラバン2011

9月12日(月曜日)午後3時から、南方イオン跡地仮設住宅において、一般社団法人みらいみんようによる公演がありました。
一般社団法人みらいみんようは、「民謡キャラバン2011」プロジェクトとして、7月から11月まで、被災地に出向いて民謡の公演をしています。
この日は、普段はいない踊り手の皆さんも参加し、「今日は、皆さんの心の中にふるさとが残るよう、そして皆さんにパワーを与えられるよう頑張ります。」と話すと、宮城県を代表する踊り「さんさしぼり」等数曲を披露。集まった皆さんは、手拍子をして、大きな声で歌うなどとても楽しそうで、予定していた曲がすべて終わった後、アンコールによりもう1曲が披露されました。
サッカー教室

9月9日(金曜日)午前10時から、伊里前保育所で、宮城県サッカー協会キッズ委員会によるサッカー教室が行われました。この教室は、宮城県サッカー協会キッズ委員会が、2002年日韓ワールドカップをきっかけに始めたもので、本年度は、被災地の子どもたちを無料で指導しています。
この日参加したのは、年長さん20名。コーチの山本清治さんが、自己紹介すると「山本コーチ、よろしくお願いします!」と元気いっぱいにあいさつをし、みんなで準備体操をしました。その後、コーチの笛で止まる「ストップゲーム」やボールを投げてとったり、ボールの上に交互に足をのせるゲームを行い、うまくできるとコーチにハイタッチするなど、とても楽しそうでした。
最後に、男女に別れて、楽しみにしていた紅白試合が行われました。この日は、晴天で、暑い中での試合となりましたが、子どもたちは、汗をかきながらボールを追いかけ、「入れろ!入れろ!がんばれー!」と応援にも熱が入り、ゴールが決まると大喜びでした。
志津川保育所でダンス

9月8日(木曜日)午前10時から、志津川保育所に、埼玉県など関東各地の舞台を中心に幅広く活躍されているジャズダンスグループ「Earth-Be」さんが訪れました。
代表の石橋寿恵子さんは、「震災後、メンバーと自分たちに何ができるかを話し合った。こういった状況で踊っていていいのだろうかと悩んだが、自分たちが踊ることで元気になるのだったら、被災地の子どもたちも何もかも忘れて踊り、元気になってほしい。」と話し、知人を通じて志津川保育所へ公演に訪れたものです。
今回の公演には、石橋さんのほか「Earth-Be」のダンサー5人が訪れ、「アブラハムの7人の子」をはじめ、子どもたちに人気の踊り3曲が披露されました。子供たちは部屋いっぱいに広がり、見よう見まねで一生懸命踊り、ダンサーの愉快な動きに終始満面の笑みを浮かべて大喜びでした。
「みんなの児童館」が完成

9月5日(月曜日)午後12時30分から、志津川小学校において、「南三陸町みんなの児童館」の竣工式が行われました。これは、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社とTポイントアライアンス企業70社が、東日本大震災の被災地でこれからの未来を担う子どもたちのための児童館を建設する取り組みである「Tカード提示で被災地に児童館を。」プロジェクトにより初めて建設された児童館です。
竣工式には、志津川小学校1年生の児童38名が参加しました。児童は、「児童館ができてうれしい。本を読んだり、DVDを観たりしたい。」と元気に話し、早速、おもちゃや楽器で遊びました。
また、特別ゲストとして、モデルや歌手として幅広く活躍されている土屋アンナさんが児童館を訪れ、児童と一緒に歌を歌ったり、楽器を弾いたりしました。土屋さんは、「この児童館を建ててくれた人や協力してくれた人に感謝しています。子どもは元気で、逆に彼らにエネルギーを貰いました。これからは私達がエネルギーを与えられるようにし、もっともっと児童館を建てて子どもたちの希望になってもらえればと思います。」と話しました。
支援車両贈呈式

9月3日(土曜日)午後3時から、南三陸町役場仮庁舎会議棟を会場に「支援車両贈呈式」が行われました。
この贈呈式では、東日本大震災により相当数の公用車が流された本町へ、台湾草屯扶輪社、台湾雙和扶輪社、築館ロータリークラブ、倉敷東ロータリークラブより三菱ランサーカーゴほか2台の車両を寄贈していただきました。また、南三陸町として合併以前に歌津町とイタリアのベザーノ市とが1999年より姉妹都市提携を結んでいたことや、ロータリー財団国際親善奨学生でオペラ歌手の角南有紀さんがナポリに留学していたことから、角南さんを通じて国際ロータリーイタリア全地区から義援金をいただき、倉敷東ロータリークラブ、築館ロータリークラブと共にトヨタプリウスほか1台の車両を寄贈していただきました。
築館ロータリークラブ浅野良弘会長から「1日も早くきれいな海、魚、南三陸町の皆さんが、元通りになってくれることを願っています。」と激励の言葉をいただいたのに対し、町長は、「車5台をいただきありがとうございます。町の69台の公用車がなくなり、復興の障害となっていた。心一つに町民一丸となり、復興に向け頑張りたい。」とお礼を述べました。
この後、角南有紀さんが、「イタリアの人々の気持ちを声に代えて歌います。」と話し、自作のオペラを含む3曲を披露していただきました。
