黒く硬い材質で構成された太くて節のある円柱状の化石で、目先からクチバシの根元3分の1ほどの部分が発見されたホソウラギョリュウの化石の写真

 昭和27年に志津川細浦海岸で見付かった化石です。魚竜の本場はヨーロッパで、それまで日本国内はもちろんアジア地域でも魚竜化石の発見例はなく、そのため当初はなんの化石か分からなかったようです。ウタツギョリュウよりもずっと新しい中生代ジュラ紀のもので、発見されたのは目先からクチバシの根元1/3ほどですが、これから推測すると全長5メートルを越える巨大な生き物だったようです。
【2006年07月21日 リアス・アーク美術館にて撮影(レプリカ)】