海に向かって斜めに連なる長方形の岩が規則的に割れたように並び、その岩に海水が流れ込む独特な地形が写っており、自然の力で形成された地層の美しさがわかる三畳紀地層海岸の写真

 三畳紀の地層は気仙沼から石巻、女川にかけての南三陸地方に広く分布していますが、その重なり方は東西両端が古く、中心に向かうほど新しい地層になっています。ウタツギョリュウが発見された「大沢層」は、歌津館崎から志津川湾をまたいで戸倉寺浜付近に現れ、旧北上町の大指まで続き、さらに追波湾をまたいで旧雄勝町に現れます。雄勝でもギョリュウ化石が発見されており、今後も新たな発見が期待される地域です。【2006年06月20日 戸倉寺浜にて撮影】