周囲を木々で囲まれた森の中に大小さまざまな石が並び、中央には石を積み重ねて作られた五輪塔がある写真

 五輪塔とは、下から方形=地輪(ちりん)、円形=水輪(すいりん)、三角形(または笠形、屋根形)=火輪(かりん)、半月形=風輪(ふうりん)、宝珠形または団形=空輪(くうりん)によって構成され、古代インドにおいて宇宙の構成要素・元素と考えられた五大を象徴したものです。元々は仏舎利(釈迦の遺骨)を納める容器が原形といわれており、日本では平安時代の末期から供養塔として建立されています。

【2004年11月18日撮影】