表面に大きく縦書きの漢字が刻まれ、全体に苔や風化の跡が見られる秋葉山碑の写真

秋葉山は、静岡県浜松市にある標高866メートルの山で、山頂には秋葉本宮秋葉神社があり、秋葉大権現が祀られています。秋葉大権現は火伏の神(火難除けの神様)として古くから信仰を集めており、江戸時代にはこの山への参詣が流行しました。当時はその参詣にかかる費用を捻出することは非常に困難であり、全国各地で「秋葉講」という宗教的な契約講(互助組織)が結成され、参詣の記念碑として供養塔が建立されました。町内では28基の秋葉山碑が報告されています。

【写真:「歌津町の文化財」より】