背の高い杉林の斜面に、木目の板壁と黒い扉を持つ小さな社が建っている二渡神社(戸倉水戸辺)の写真

 二渡山にある神社で、二渡権現社とも言います。安永年間には二尺作りの小祠だったと記載されています。二渡権現がどのような神様なのかは判っていません。
 二渡は「庭渡」、「鶏」、「鬼渡」とも書かれ、研究者によると農耕における灌漑の信仰対象や渡海の安全を祈るニワタリに由来するか、あるいはニワトリの転訛ではないかと諸説あります。

【2009年4年3月撮影】