石段を登った先に木造の拝殿があり、周囲を背の高い木々に囲まれて静かな雰囲気が漂っている久須志神社(志津川清水浜)の写真

 松井田にある神社で、明治維新までは大天馬社という清水浜村の鎮守でした。言い伝えでは、永禄年間(1558~1569)に宮司の祖先である阿部小太良能治が祈誓してこの神社を建て、大天場十二神または薬師様と称して奉祀してきたとされています。また、明和9(1772)年に書かれたといわれる「本吉郡南方清水浜大学院書出」には、大天馬社は池鴇毛(いけときげ)という名馬の霊を祀ったことからその名があり、馬の事績について書かれています。