土壁と木枠の家屋内に、藁の飾りや紙垂とともにカマドの神ともいわれる「かま神さま」の黒い面が祀られている写真

 火の神、カマドの神ともいわれる「かま神さま」にも正月は注連縄を飾りました。袖浜ではこの注連縄を松が明けても下ろさず、毎年重ねて飾り加える家がありました。中の町ではこの重ねられた注連縄は、屋根を葺き替えるときに下したそうです。

【2005年12月28日 ひころの里 松笠屋敷にて撮影】