和室に大勢の人々が1本の長い縄のようなものを持ち、中央の太鼓を囲んで円になって座り念仏講が行われている写真

 念仏講は、正月16日、盆の16日、春秋彼岸の中日、旧暦2月15日の釈迦の涅槃(入滅・命日)などに開かれる念仏です。水戸辺では正月と盆の念仏をオネンブツ、彼岸のそれをヒガンネンブツ、釈迦の命日のそれをシャカネンブツと呼びました。写真は、シャカネンブツの光景で、念仏講員が輪になり、念仏を唱和しながら数珠繰りを行っているところです。

【2006年3月14日 戸倉波伝谷にて撮影】