木製のタンスが設置された室内に、赤い縁の笠が付いたガラス製のランプが天井から吊るされた写真

 日本では明治の初期に出現したランプですが、この地域でランプが普及したのは大正期に入ってからだといわれています。ガラス製の油壺(ゆつぼ)に火口があり、石綿を編み込んだ灯芯に火をつけて灯りとし、ガラス製の火屋(ほや)をかぶせ針金などで釣って用いました。燃料は石油(灯油)を使いました。

【2009年04月撮影】