中には仕切りがあり2枚の板材で作られた、草の上に置かれた木製の小型和船タナヅキサッパの白黒写真

 舷側を1枚の板材で作ったサッパ船をオッタテサッパと呼ぶのに対し、2枚の板材を使用したものをタナヅキサッパまたはタナヅキと呼びました。タナヅキサッパの全長は21尺(約6.4メートル)、船幅は4尺2寸(約127センチメートル)、深さ1尺8寸(約55センチメートル)で、オッタテサッパよりやや大型でした。

【「志津川町誌」使用写真より】