漁師の人形が船の中から木箱の底にガラスをはめ込んだ船上漁の道具の中を覗き込み、槍を刺してアワビなどを採取している箱めがねの展示の写真

 木箱の底にガラスをはめ込んだ船上漁の道具で、ガラス部を水面より下にし、上から覗き込むことで水中や海底の様子を観察することができます。海底の岩礁などにいるアワビやホヤ、ウニなどの採取には欠かせない道具です。この道具は大正中期に生まれたもので、それ以前は「タコのフ」を口に含み、海面に吹き付けて海底を透かし見たようです。

【2009年4月撮影】