木の格子でできた円柱状の農機具が二つ並んでいる田植枠の写真

 田植えの方法は、初期にはマワリハカ方式という畔に沿ったらせん状の植え方が主流でしたが、その後大正期になるとナワ植え方式、昭和初期にはカタワク植え方式へと変わっていきました。田植え枠は田植えが機械化されるまで使われたもので、水田に縄を張り、その縄に沿ってこの枠を転がして印をつけたところに苗を植えました。この枠を使うことで、均一に苗を植えることができるようになりました。

【2009年4月撮影】