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じゅうかいだん(いりやはやしぎわ)
重海壇(入谷林際)

重海壇(入谷林際)

 入谷童子下と林際の堺にある塚です。「入谷古今集」によると、むかし弓折に「重海」という行者がおり、熱心に仏道に励み一生を終えたので村中で葬り祀ったが、世のためにつくした立派な行者の墓だから決して粗末にしてはいけないとされたそうです。この塚の脇を「悪水の堰」と記された金掘り場からの排水路が通っており、入谷千軒時代の鉱山町のひとつである「おもて町」跡もすぐ近くです。写真奥の擁壁の上が「重海壇」で、その右の沢状地が「悪水の堰」です。 【2004.11.17】

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