林の地面に落ち葉や細い枝が積もり、その中に大小の石が点在していて少し窪んだ地形が見える簗場跡の写真

 砂金交じりの土砂から「揺り椀」や「揺り盆」を使って砂金を選り分けるための石組の水溜め跡で、内側は粘土で固めてあったものと思われます。「やな場」あるいは「金洗い池」などと呼ばれます。写真の例では流し掘り跡の最末端部、水戸辺川本流に再合流する付近に設けられており、取りこぼした砂金を最後に回収するためのものと思われます。 【2005年4月6日撮影】