落葉した木々と常緑樹が混ざる林の中で、リュックや帽子を身に着けた大勢の人々が看板の前に集まり説明を聞いている様子の田束山寂光寺跡の写真

 霊場田束山は平安時代のはじめに開かれ、山上の清水寺、半腹の寂光寺、北嶺の金峯寺を中心に、平泉時代には48ヶ寺380坊を数えたと伝えられますが、現在では山中の平場にその名残りをとどめるばかりです。田束山寂光寺は正観音を本尊とし、細浦の法明院千葉家によって守られてきました。現在でも志津川西田に田束正観音堂として大切に祀られています。【2005年11月23日撮影】