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さらがいのものてぃすかせきさんち(けんしてい うたつさらがい)
皿貝のモノティス化石産地(県指定 歌津皿貝)

皿貝のモノティス化石産地(県指定 歌津皿貝)

歌津地区と志津川地区との境にあたる韮の浜(にらのはま)から皿貝(さらがい)にかけては「皿貝層群」と呼ばれる地層が続いており、「モノティス」と呼ばれる二枚貝化石の日本でも数少ない産地となっています。この化石を発見し世に知らしめたのは日本地質学の祖と呼ばれ、「ナウマン象」に名を残す高名なドイツ人地質学者、エドモンド・ナウマン博士で、明治14(1881)年、地質調査のため日本各地を旅行中のことでした。この地は、ナウマン博士によって日本で初めて中生代三畳紀上部の地層があることが確認された地質学的に重要な場所です。
 昭和43年9月14日、「皿貝化石群層」として歌津町の天然記念物に指定され、合併に伴い南三陸町指定天然記念物となっていましたが、地質学上重要な場所であるとして平成30年2月20日に宮城県指定の天然記念物となりました。

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