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たつがねさんきょうづかぐん(けんしてい・しせき うたつひのくち)
田束山経塚群(県指定・史跡 歌津樋の口)

田束山経塚群(県指定・史跡 歌津樋の口)

 平安時代の末、仏法が衰えて世の中が乱れ混沌の時代が来るという末法思想が起こり、貴族などの間には、末法の世を越えて大切な経典を未来に残そうと、塚を築いて経典を土中に埋納する風習が起こりました。田束山頂に残る十一基の塚も、出土した遺物から平安末期、平泉藤原時代の経塚であることが確認されています。今後の調査によっては平泉と田束山との繋がりを示す直接的な資料が出土する可能性も十分に期待されます。

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